ボーカル講師 対談インタビュー:藤川梓トレーナー

 音楽をはじめたきっかけ

「幼稚園から通い始めた音楽教室」

私が音楽の世界に入るきっかけになったのは、幼稚園への入園にあわせて通いはじめた「音楽教室」。12月生まれだった私にはまだ早いかな?というタイミングだったのですが、当時住んでいた社宅の同級生たちがレッスンを始めると聞いて。「お友達がみんな一緒なら」という感じで、両親がピアノも用意してくれたんです。幼稚園から帰ったあとでは疲れてしまうので、登園前の時間にピアノの練習をしていたほど、歌もピアノも大好きな子供でした。そして小学校4年生の時、母が連れて行ってくれた『ピーターパン』の舞台をみて、「これだ!」という衝撃を受けたんです(笑)。いつかは自分もミュージカルの舞台に立ちたい。そんな私の想いを理解してくれた母は、バレエのレッスンにも通わせてくれました。その後、中学・高校生になっても私の夢がブレることはなく、音大の声楽科に入学。大学卒業後はアルバイトをしながら、ミュージカルの舞台に立つために本格的なトレーニングを重ねました。そして一年後、念願が叶ってミュージカル劇団へ。現在はミュージカルの舞台に出演するほか、声優を育成する専門学校の講師も務めています。

ボーカル講師(ボイストレーナー)をはじめたきっかけ

大学の先輩にあたる五十嵐恵美トレーナーが、こちらのモア東京ボーカル教室でボイストレーナーのお仕事をされていて。五十嵐トレーナーから「歌の先生を募集してるよ」と誘っていただいたのがきっかけですね。専門学校の講師として教壇に立つ私ですが、これまでマンツーマンで生徒さんを指導した経験はなかったんです。新しいチャレンジをすることによって、もっと自分の世界が広がるような気がして。自分自身が成長するためにも、ボイストレーナーのお仕事を始めようと考えました。

講師(ボイストレーナー)業を行う上で重要視しているところ

生徒さんには、45分間のレッスンのなかで何か一つでも充実感を得ていただきたい。教室に来て良かったな、と感じていただけるようなレッスンにしたいと思っています。たとえば、ミュージカルの楽曲を使って指導する場合。技術面のアドバイスももちろん大切ですが、生徒さんによっては役柄の気持ちを理解することが、より良い表現につながる場合もあります。私が舞台に立つ時もそうなのですが、それぞれの作品の背景にあるもの・演じるキャラクターについて生徒さんと一緒に考え、ディスカッションする時間も大切にしています。こうした作業を通して、生徒さんならではの表現方法を見つけていただけたら嬉しいですね。

ボーカル講師(ボイストレーナー)を行っていて良かったと感じる瞬間は?

趣味で通われている方から、本格的にミュージカルを学ぼうとされる方。それぞれの生徒さんが、レッスンを通して成長して行く姿にとてもやりがいを感じています。教室に通う生徒さんの中には、ミュージカルショーに向けてレッスンを重ねている方もいらっしゃいます。モア東京ボーカル教室が主催する本番の舞台では、きっとみなさんが大きな達成感を得ることと思います。私は、そうした活動をサポートできること、喜びを共にできることをとても嬉しく思っています。

ボーカル教室の生徒さんに伝えたいメッセージ

ミュージカルの楽しさ・素晴らしさは、日常生活では体験できない世界を演じられること。ミュージカルのなかで大失恋をしたり、思いっきりハッピーな時間を楽しんだり。生徒さんと一緒になって役になりきるあまり、いつも「え?もう時間?」といった感じでレッスンが終わってしまいますね(苦笑)。かわいらしいイメージの生徒さんなら、キュートなキャラクターが登場する楽曲を。低音に魅力を感じる生徒さんには、その歌声を活かせる楽曲を。ミュージカル曲は、新しい作品がどんどんリリースされますからね。生徒さんと一緒に相談しながら、その時々にぴったり合う楽曲を選びたいと思っています。

モア東京ボーカル教室のよいところは

ボイストレーナーの皆さん全員が、同じことをおっしゃると思うのですが…(苦笑)。でも本当に、モア東京ボーカル教室のボイストレーナーの方々は、思いやりの心・人間力が素晴らしいと思います。とにかく、皆さんが良い人ばかりなんです! まだ入ったばかりの頃の私を、自分のことはそっちのけで教えてくださって。私がお礼を言うと、「自分も先輩から、こうやって教えられて来たから」とおっしゃるんですよ。こうした皆さんの思いやりの心を、今後は私自身も受け継いで行かなければと感じています。

近い将来の音楽家としての目標は…

私は今、演じる立場・教える立場、2つのアプローチで音楽に関わっています。演じる立場としては、ミュージカル劇団での活動とマスクプレイミュージカル。小さな女の子たちが大好きな『プリキュア』というアニメシリーズをご存知でしょうか? 私は、そのアニメのMCの一人として、ステージに立っているんですよ(笑)。一方の教える立場では、ボーカルトレーナー・専門学校講師として生徒さんの指導をしているわけです。自分が舞台に立つ時、どう表現するか?どうしたらもっと声がでるか?と考えて工夫した経験は、生徒さんを指導する際にとても役立つもの。また逆に、生徒さんから教えていただく場面もあるのです。ステージの上で拍手をいただく時、生徒さんが笑顔でお帰りになる時、その達成感はどちらも同じ。今の私には、この2つのバランスがちょうど良いと感じています。これからも自分自身の成長を目指して、楽しみながら活動を続けて行きたいですね。