ボーカル講師 対談インタビュー:齊藤友加トレーナー

 音楽をはじめたきっかけ

ポジティブな気持ちで前へ進んでいたら、音楽の道へ続いていました。

私は小さな頃からディズニーや古いミュージカル映画が大好きで。家のテレビで何度も繰り返し見ていましたし、中学に入って英語を習ってからは英語の歌詞を書き出して歌ってみたり(笑)。

上手いとか、得意ということは全くなくて、とにかく純粋に「歌うこと」が好きだったんです。私の家は両親ともに音楽好きで、父はミュージカル映画好き、母は幼少期からずっとピアノを続けています。

そんな母のすすめもあって高校3年生で本格的に受験勉強をスタートし、桐朋学園大学の声楽科に合格しました。

「歌が好き!」という思いだけで入学してしまったため、だんだん周りのレベルと自分との間にギャップを感じるようになって。先生から「クラスで一番ヘタ」と言われたこともありましたね(笑)。

でもそんな私をずっと支えていたのは、「ここで終わりたくない」という気持ち。
自分にはまだ何かできるはずだという強い思いをもって、研究科を経て東京学芸大学大学院に進みました。

そして今振り返ってみると、この時のさまざまな出会いが大きなターニングポイントになったように思います。大学院では先生も友人たちも、私の良い部分に目を向けてくれて。「ここがダメ」と言う代わりに「こうしたらもっと良くなるよ」と、自分の力でプラスに変えられるポイントを的確にアドバイスしてくれたんです。
それまでのように誰かと比べるのではなく、だんだんと自分のありのままに、のびのびと歌えるようになって行ったんですよね。そんなポジティブな姿勢が功を奏したのか二期会の会員になることもでき、オペラ研修所では修了時に優秀賞をいただいたんですよ(笑)。

ボーカル講師(ボイストレーナー)をはじめたきっかけ

私は歌もお芝居も大好きですから、舞台の上で表現するのはとても楽しいものだと思っています。ただ大きな舞台で演じることができるのは、ほんの一握りです。私はそこで一番を目指すよりも、自分が思い描く世界を表現して行かれたらいいかな、と(笑)。

自分のペースで活動しながら、東京学芸大学で学生たちの声楽指導を行ったり、自宅で歌のレッスンをしていました。その後結婚を機に住まいを移したことで、自宅で歌のレッスンをすることが難しくなってしまって…。

どこか歌を教えられる場所はないかな?とインターネットで検索していて、見つけたのがモア東京ボーカル教室でした。ずっとクラッシックだけを歌ってきたことやピアノの伴奏にも不安がありましたが、ぜひ採用試験を受けてみたいと思ったんです。

講師(ボイストレーナー)業を行う上で重要視しているところ

ボーカルレッスンをするとき私がいつも心に留めているのは、「自分の感覚を信じる」ということです。本当のことを言うと、生徒さんの歌声を修正して行く作業は、とても怖いものがあるんですよね。それでも無難なことばかり言っていては意味がありませんから、自分の耳・これまでの経験・自分がレッスンで教わってきたことを全て信じて、1人1人の「変われるポイント」を見つけながらレッスンするようにしています。

学生時代の私は決してエリートではなく、たくさん悩んで、つまづいて来ましたから(笑)。生徒さんがつまづいたとき、不安を感じたときにも、しっかりサポートできると思っています。
そのためにも、生徒さんに何でもお話しいただけるような雰囲気づくりを心がけて、分かっているかな?楽しんでいるかな?と確認しながらレッスンを進めるようにしています。
「今は歌いづらいかも知れないけれど、次はこんな風に歌えるようになるよ」とお伝えしたり、自分の経験を振り返りながら、その場を取り繕うことなく本音でお話をしています。

ボーカル講師(ボイストレーナー)を行っていて良かったと感じる瞬間は?

生徒さんには1回のレッスンで何か一つ、「分かったこと」を持ち帰っていただきたいと思っています。

それは、レッスンのない間についてしまった歌いグセを取ることだったり、ご自分が気づいていない「良さ」を認識していただくことだったり。

生徒さんとお話をする中でいろいろなアドバイスをして、それがスーっと通じると、たしかに生徒さんの歌声が変わるんですよね。そんな瞬間に立ち会えたときは、伴奏をしつつも私は感動していて(笑)。歌い終えた生徒さんが「分かりました!」と喜んでくださると、私も本当に嬉しく思いますね。

モア東京ボーカル教室の生徒さんの中には、歌を習うのがはじめての方、楽譜が読めないという方がたくさんいらっしゃいます。そうした生徒さんたちと音楽との関わり、音楽を自由に楽しめる時間をサポートできることは、ボイストレーナーならではの喜びだと思います。

ボーカル教室の生徒さんに伝えたいメッセージ

私は、「変わりたいと思った人はすでに変わっている」と思います。私自身とくに歌が上手かったわけではないのに、「やってみたい」という気持ちで音大へ、「自分にはもっとできる」という思いで大学院に進みました。

ですからぜひ、みなさんにもご自分の中に眠る可能性を信じていただきたいと思います。

歌を習ってみたい、歌が上手くなりたいという気持ちが少しでもあったら、ぜひ教室に足を運んでレッスンを続けてみてください。モア東京ボーカル教室にはさまざまなジャンルに優秀な講師が揃っていますから、きっとみなさんの想いをお手伝いできると思います。

モア東京ボーカル教室のよいところは

私がここで仕事をしたいと思ったきっかけは、ホームページから伝わってくる雰囲気のよさと、YouTubeで紹介されていたボーカルレッスンムービーで横田トレーナーのレッスン風景を見たことでした。

モア東京ボーカル教室にはマンツーマンのボーカルレッスンだけでなく、教室の垣根を超えて参加できるサークルや日頃の成果を発表できる場所があって。ミュージカルなど自分の好きなことを分かち合える仲間がいたり、モチベーションの高い生徒さんが揃っていることが教室の雰囲気につながっているのだと感じています。

そして私が衝撃を受けたボーカルレッスンムービーの通り、本当に素晴らしいボイストレーナーが揃っていると思います。人間的にもとても魅力的な方ばかりで、私も生徒さんの立場になってボーカルレッスンを受けてみたいと思うくらいです(笑)。

近い将来の音楽家としての目標は…

クラシックはとっつきにくいイメージがあるかもしれませんが、ミュージカルやポップスと楽しみ方は変わらないと思っています。

特にオペラでは、いつの時代も変わらない人間の感情が、壮大で繊細な音楽に載せて表現されていて、本当に楽しいものなんです。わたしの演奏で少しでもオペラを気軽に感じてもらえたら、と思って活動をしています。

昨年は「椿姫」で主役を演じる機会があったのですが、観に来てくださった生徒さんから「こんなに楽しい世界があるなんて知らなかった!」と言ってもらえて、本当に嬉しかったです。演じながら歌うことが何より大好きなので、これからもそういう場をいただけるようがんばっていきたいですね。