ミュージカルコラム

コラムTOPに戻る

【ミュージカル曲コラム】キャッツ「メモリー」歌い方・歌 上達 歌唱法

[曲名] メモリー/Memory

[作品] キャッツ/CATS

 

[演目について]
イギリスの文学者T・S・エリオットの詩集「キャッツ – ポッサムおじさんの猫とつき合う法」に、アンドリュー・ロイド=ウェバーが曲をつけたが、一部の曲の歌詞は演出家トレヴァー・ナンらによって作詞されている。
個性的な猫たちが都会のごみ捨て場を舞台に、踊りと歌を繰り広げる。人間が一切出てこない型破りな演出の本作は、トニー賞のミュージカル作品賞・作曲賞を含む7部門を受賞し、ブロードウェイロングラン記録第2位を持つ、奇跡のミュージカルと称される作品です。

 


[曲について]
「メモリー」はT・S・エリオットの未完の草稿を基に、トレヴァー・ナンが新しく書き下ろした歌詞で、グリザベラという老娼婦ネコが、過去の輝かしい日々に思いを馳せながら心情を歌いあげるナンバー。

 


[歌唱のポイント・アプローチ]
アンドリュー・ロイド=ウェバーの作曲作品なので、メロディラインを大切に、フレーズを大きく感じて歌えると良いと思います。
途中、シラバブと言う若いネコとデュエットとなりますが、ソロで歌う場合は通しで、音は低いほうの音で歌いましょう。
ラストの「♪お願いあたしに触って」からは、音も気持ちも最高潮になるので、支えをしっかりとキープし、喉声にならないように気をつけるだけでも、ドラマティックな表現に近づく事ができると思います。

 

本コラムは、初めてミュージカル曲を歌ってみたい
という方のためのミュージカル曲解説となります。

この記事をシェア!

PAGETOP