モアの特徴~はじめての方へ~

ボイストレーニングのモア東京ボーカル教室 校長からのメッセージ

ボーカル教室を始めた理由

音楽に関係する仕事経験もなく、そして、ミュージシャンでもないのに、なぜモア東京ボーカル教室を運営しているのか?と良く聞かれる質問です。

この事業にトライしようとしたきっかけは、某ボーカル教室のフランチャイズとの出会いです。現在、副オーナーとしてアドバイスをもらっている方から、面白いビジネスがあるよと紹介を受け、事業説明会に参加してみました。
説明会を聞いてピーンとくるものを感じました。

世の価値観の多様性が広がり、趣味やレジャーにおいても『自らDoする』時になるトレンドが来ると!歌の世界にも『聴く・観る』から『歌う・演じる』という流れはカラオケの登場以来進んでいきましたが、単に仲間の前で楽しく歌うから、プロのように格好良くステージで好きな歌を演じてみたいというニーズ、我々はそれをセルフヒロイン&ヒーローマインドと呼んでいますが、そういう意識や想いが高まると信じていました。
しかしながら、当時、アマチュアの方がリーズナブルな料金で、本格的に歌を習える場が、まだまだ少ないことを知りました。

加えて驚いたのが、高額な学費を払いつつ音楽大学や大学院まで卒業した声楽のプロレベルの方が、プレイヤーや指導者として生計を立てていけるほどの職の場の存在が少ないということです。

この顧客ニーズと市場供給力のマッチングできる場を創造することで(トレーナーがプライドをもって音楽技術を伝えられる環境を提供する)、幸せになる人が増えるのではないかと。

そして、私自身に音楽をプレイする経験はありませんでしたが、好きなアーティストの歌を聴く、ライブに行くという楽しさは知っていましたから、あまり深くではありませんが、生活の中に常に音楽がありました。
このことを仕事にしても面白いかな?! という感じでした。やや、直感めいていますが、これがボーカル教室立ち上げのスタートであったと思い返します。

モア東京ボーカル教室として船出

事業を始めてみたものの、当初、思う通りに行かないことばかりでした。
まず一つ目は、フランチャイズ方式で開業してから続いた赤字。当初、開業後、生徒さんの入校はソコソコ安定いましたが、長く継続してもらえる生徒さんが増えない。浦安駅校の開業後1~2年間、経営としては低空飛行を続けました。

いろんな側面からその理由を検証してみました。
理由の一つとして。。。これは、モア東京ボーカル教室として独立したきっかけにもなるのですが、提供していたレッスンプログラムや本部から紹介派遣された当時の一部講師の質に問題がありました。
そこで、フランチャイズに加盟しながら本部が指示する内容のレッスンプログラムを、現在も活躍してくれている郡トレーナーや五十嵐トレーナー、横田トレーナーと独自に改編。
そして、一部の講師の入れ替わりも進めました。その後、何度も試行錯誤をして提供するレッスン内容を改善。結果、満足度は上がり、今では多くの生徒さんが継続してレッスンを受けてくれていいます。

こんな過程を経て「やっぱり本物を提供したい」その想いが募り、フランチャイズ加盟から4年程度で脱退し、独立すると決めて、モア東京ボーカル教室の設立に至っています。
独立後、オリジナルでの質が高いレッスンにこだわり、講師陣と何度も相談を重ね、教材、レッスンスタイル、採用基準など、こだわって全てを見直しました。そして、「ピアノ生伴奏中心のレッスン」に踏み切りました。
これはレッスンを体験した方であれば分かる話ですが、スキルの高いトレーナーによって行われるピアノ生伴奏で歌うスタイルは、カラオケ音源のみでのレッスンより、はるかにワクワク感があって楽しいものです。ただ、それだけのスキルをもった講師を採用する難しさにも直面し、実際に採用ができても年に数人ほど。そこはスクールの規模を追わないと決め、現在も4つの教室だけでモア東京ボーカル教室を運営している状況です。

ボーカル教室を始めて15年以上、今思うコト

小さな町の教室とはいえ、長くやっていると色んなトラブルが起こります。
教室の運営の失敗ならまだしも、家族のこと、自分の病気のこと、プラベートでの問題が襲ったりもします。加えて、震災や感染症など自分ではどうにもならない事も起きます。しかし、なぜ僕の気持ちは折れず、やってこれているのかと自身で考えると、、、
やはり、歌や音楽体験を通して、生徒さんの人生においても良い影響を、影ながらも作り上げているという満足感とやりがい、そういったプライドが存在しているからだと。
これからも、歌の上達という成果だけの提供ではなく、人生の豊かさや、ハッピーを感じられる素敵な音楽体験を生徒の皆様に提供したいと考えています。

モア東京ボーカル教室 校長 赤坂 卓哉

プロフィール

  • 外資系半導体メーカー、通販会社での勤め経験を経て、2006年に独立。
  • 2006年にボーカル教室事業を開始、その後、フランチャイズを脱退し2011年より『モア東京ボーカル教室』を展開。
  • 好きな言葉:継続は力なり

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