EX-WIVESの歌い方・意味|SIX(シックス)6人の歌い分け解説|モア東京ボーカル教室
📜 日本語オリジナル譜面:対象曲
EX-WIVES(エックス・ワイフズ)|ミュージカル『SIX(シックス)』
ミュージカル『SIX』のオープニングを飾る「EX-WIVES」は、ヘンリー8世の6人の妻たちが現代のポップスターとして登場する、エネルギッシュなナンバーです。この曲の最大の課題は「6人の歌い分け」。それぞれのキャラクター設定と音楽ジャンルを、プロのミュージカル俳優が詳しく解説します。
🎭 このページでわかること
▶ ミュージカル『SIX』の作品背景
▶ 「EX-WIVES」の構成と歌唱ポイント
▶ 6人それぞれのキャラクター・音楽ジャンル・モデル歌手
ミュージカル『SIX(シックス)』とは
16世紀のイギリス。テューダー朝の長兄の早世により、若くして王位を継承することになった弟のヘンリー8世は、在位38年間で6人との結婚を経験しました。本作品は、離婚・打首・死亡・死別により別れた元妻たちが現代に蘇り、ポップ・ガールズバンドを結成。ヘンリーの妻として「誰が最も苦しんだのか」を競い合うという設定の、コンサート形式のミュージカルです。
常に男性によって書かれてきた歴史の上で、女性がどう扱われてきたかに視点を置き、女性の側から物語を語る現代的なポップミュージカルに仕上がっています。
🎤 大学の授業から生まれた世界的ヒット作
脚本・作曲・作詞はトビー・マーロウとルーシー・モスの2人。トビーがケンブリッジ大学在学中、授業中に「6人の妻たちによるコンサートの構想」を思いついたのが始まりです。
2017年に大学の学生により初演された後、ウエストエンドやブロードウェイでも上演。2022年にはトニー賞でオリジナル楽曲賞とミュージカル衣装デザイン賞を獲得しました。日本では2025年1〜2月に来日キャスト版・日本キャスト版が上演されています。
「EX-WIVES」はどんな曲?
本楽曲は、本作品のオープニングナンバーで、エネルギッシュなポップスソングです。
ヘンリー8世の6人の妻たちの最期である「Divorced(離婚), beheaded(打首), died(死亡), divorced(離婚), beheaded(打首), survived(死別)」という言葉から始まり、それぞれの女王が自分の物語をソロで自己紹介していく構成となっています。
「EX-WIVES」の歌い方・ポイント
🎤 歌唱の2つのポイント
▶ ユニゾン部分はビートを刻む:リズム自体は特に難しくないため、4分の4拍子に合わせて、ビートを刻むように意識して歌いましょう。
▶ ソロパートは「6人の歌い分け」が課題:この作品では6人の妻がそれぞれ異なったキャラクターで描かれ、それぞれテーマになっている音楽ジャンルとモデルとなった歌手が存在します。歌い分けを練習するにあたって、それぞれの設定を理解すると良いでしょう。
6人のキャラクター背景を知る
歌い分けの鍵となる、6人それぞれの設定です。テーマカラー・音楽ジャンル・モデル歌手を理解すると、声色の作り方が見えてきます。
👑 ① キャサリン・オブ・アラゴン(離婚)
最初の妻。信心深いが気性が激しく、誰からも無礼を許さない人物。
▶ テーマカラー:金(王族の地位の強さ)
▶ 音楽ジャンル:ラテンポップ
▶ モデル:ビヨンセ、ジェニファー・ロペス
👑 ② アン・ブーリン(打首)
ヘンリー8世が彼女のために離婚した2番目の妻。おっちょこちょいに見えて、実はとても賢く野蛮な女性。
▶ テーマカラー:緑(ヘンリー8世が書いたとされる「グリーンスリーブス」にちなむ)
▶ 音楽ジャンル:ポップパンク
▶ モデル:リリー・アレン、アヴリル・ラヴィーン、ケイト・ナッシュ
▶ 打首に絡めてチョーカーを着用。Bのイニシャル付きのこのチョーカーは、実際に彼女が身につけていたと伝えられています。
👑 ③ ジェーン・シーモア(死亡)
3番目の妻。感受性が強く、妻の中で唯一ヘンリー8世を愛している人物。
▶ テーマカラー:白(純粋さ)
▶ 音楽ジャンル:バラード
▶ モデル:アデル、シーア
👑 ④ アンナ・オブ・クレーヴス(離婚)
4番目の妻。自信に満ち、気負わず冷静。歴代の妻の中で自分が一番成功したと自覚しています。
▶ テーマカラー:赤(強さ)
▶ 音楽ジャンル:ヒップホップ
▶ モデル:ニッキー・ミナージュ、リアーナ
▶ スカートではなくショートパンツを着用。結婚を乗り越えて得た「自由」の表現です。
👑 ⑤ キャサリン・ハワード(打首)
5番目の妻。冷淡な態度を装っているが、その裏には男性に利用されてきた生涯に深く傷ついた若い女性の姿があります。
▶ テーマカラー:ピンク(若い女性)
▶ 音楽ジャンル:バブルガムポップ
▶ モデル:マイリー・サイラス、ブリトニー・スピアーズ、アリアナ・グランデ
▶ 衣装のシースルーは、男性が彼女の外見のみを見ていたことを示しています。
👑 ⑥ キャサリン・パー(死別)
6番目の妻。繊細で賢く、女性同士が競い合うという考えが実は退行的であると認識している人物。
▶ テーマカラー:青(知性)
▶ 音楽ジャンル:R&B
▶ モデル:アリシア・キーズ、エミリー・サンデー
▶ スカートではなくジャンプスーツを着用。フェミニストとしての姿勢や行動力を示しています。
こうしたキャラクターの作り分けと、それに応じた発声の切り替えは、独学では難しい部分でもあります。モアのミュージカルレッスンでは、元劇団四季・東宝出演の講師が、曲の背景理解から「役として歌う」表現まで丁寧にサポートします。
オリジナル日本語楽譜をご用意しています
📜 「EX-WIVES」オリジナル楽譜(第32弾)
モア東京ボーカル教室 在籍特典として、「Ex Wives とSIXのメドレー」のオリジナル楽譜をご提供しています。市販されていない楽譜を使って、効率的に学ぶことができます。
※ 著作権の関係により販売は行いません。レッスン内でのみご提供しています。
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この曲を歌ってみたい方へ|モア東京ボーカル教室
モア東京ボーカル教室は、プロのミュージカル俳優が指導する、ミュージカルに強いボーカルスクールです。「EX-WIVES」のような複数のジャンルを歌い分ける曲も、キャラクターの理解から発声の切り替えまで、マンツーマンで丁寧に指導します。浦安・津田沼・葛西・錦糸町の4校とオンラインで、東京・千葉エリアから通えます。







