いろんなテクニックの理論と体感を教わりながら上達しくのが嬉しい。
20代後半 男性生徒
在籍年数:2年強(2023年9月取材 時点)
ベーシックレッスンを受講中
やっぱりこう教わる中で、これはこういうふうなテクニックがあって、とか発声の理論と体感を色々教わりながら自分で試行錯誤して上達していく。すると、カラオケでも点数が上がっていくし、そういうのをみていると自分でもうまくなったな、って感じがありますし、やりがいがある。そういうのが楽しいですよね。
◾️本日は、インタビューのお時間いただき、ありがとうございます。
お調べすると2021年7月に入会され、ちょうど2年が経とうとされていますね。紹介をいただいた講師には、和楽器の尺八演奏をしていると聞いています。なんとも興味深いのですが、どういう場で演奏されているのですか?
◎元々大学時代、和楽器サークルで始め、そこから社会人になってもずっと続けいます。今も尺八の先生に教わったり、その先生のつながりで演奏会に出させてもらっています。週末の演奏ですと、神社の奉納演奏をすることが多いです。尺八とお琴で合奏するんですけど、それでお琴の先生から呼ばれたりすることもあります。平日は会社員をつつも、土日はそういう演奏会とかやりながら、という形ですね。
◾️なるほど。ちなみになぜ大学で尺八を始めようとされたのか。尺八を選ぶって、そういう芸術系の大学だったのでしょうか?
◎普通に総合大学で、実は、尺八部っていろんな大学にあるんです。しかし、部員が全然いないのが基本で。。。中高の時はギターをしていて、大学に入ってから違うことやりたいと思い、サークル見学で面白そうだなと思ってやってみたら、結構面白くて今も続けています。
◾️素晴らしいですね。今、先生に習っている、個人の尺八の先生がいらっしゃるんですか?
◎プロの尺八奏者の方が先生で、どこかのスクールでやってる、というより、師匠と弟子、みたいな感じでやっています。演奏会も和装をして演奏しています。
◾️2021年7月に入会されてた際、何か歌を始めてみようと思われたきっかけはありますか?
◎尺八を始めたのも、日本古来の音楽というものではなくてポップスとかを尺八でやったら面白いんじゃないかなと思っています。実際、歌を習い始めてみると、楽器特有のもの、古典音楽とかのほうが吹いていたら面白いんですけど、やっぱりポップスとかも吹いたほうがいろんな人にとって親しみやすい。歌や音楽を習うことは尺八の演奏につながっているんです。
フルートとかもそうですが、尺八って音程が曖昧な楽器で、自分で聴きながら音を合わせていかないといけないんです。多分ボーカルも同じだと思うんですけど、そういうところがあるんで、吹いてみると全然音があってない、みたいなことを言われて。
だったらせっかくだったらボーカルとかも同じなんじゃないかな、と思って、ボーカルはどうやってるんだろう、そんな背景があって習っています。
◾️なるほど、よく理解できました。レッスンカルテを拝見していたときに、結構若めの現代曲というか、新し目の曲を練習されているからなぜなのかなと思ってたんですけど、合点しました。尺八で演奏するためにボーカルを研究している、ということなんですね。
◎まあ、元々はそうですね。実際、歌を習い始めてみると結構面白くて、歌ばっかりやってたりもするんです。
◾️歌では具体的に、どんなところを楽しめるようになってきたのでしょうか?
◎上達する楽しみ、っていうところですよね。尺八もそうですけど、自分ができなかったことができるようになるっていうか。歌って全然やったことがなくて、カラオケとかで採点いれると80点もいかない。そんな感じだったんですけど、やっぱりこう教わる中で、これはこういうふうなテクニックがあって、とか発声の理論と体感を色々教わりながら自分で試行錯誤して上達していく。すると、カラオケでも点数が上がっていくし、そういうのをみていると自分でもうまくなったな、って感じありますし、やりがいがあるなっていうか。そういうのが楽しいですよね。
◾️カラオケの点数っていうのは一つの指標になるんですね。
◎それが全てではないですけど、そうですね。カラオケの採点とかってなんかこう外れてないところで、あと聞き直すと外れてたり、可視化するのにいいかもしれないですね。
あとで聞いてみると音が下がりすぎてたりとか。下がらないためには根本的にどうしたらいいのか、と考えたりとか。そういうフィードバックを考えたりすると、使い方としてはいいのかなと感じます。
◾️長く同じ講師に習われていて、2年近くになるのかな。ずっと習われていて、どういうところがいい、とか心地いいとかありますでしょうか?
◎結構やっぱり明るいので、話しやすいですよね。うん。選曲は、自分がわりと最近YouTubeとかで聴くような曲をやってる感じです。いろんなアーティストの曲を替えながら勉強になるかなと思ってチャレンジしています。1曲を長く練習するレッスンはあまりしないので、結構頻繁に変えます。
◾️話戻るんですけど、尺八演奏の動画を検索できましたので、聴いてみましょう。
「少年時代」の視聴
〜〜〜♪♪♪〜〜〜
◾️なるほど。なんか心地いいですね。なんだろう、実際その日本の和楽器の楽譜って違うんですよね?
◎そうですね、五線譜ではないですね。古典のものは縦符って言うんですけど、縦で譜面になっているんですけど、洋楽曲系の曲だったら五線譜のそのままですね。五線譜でできるように楽器を練習するっていうか。聴いて合わせるっていうか。尺八って穴が5個しかないんです。そうすると5音階しか出せないんで、現代楽曲では、7音階出さないといけないじゃないですか。その時は指の穴をちょっとかざして音程を下げる、みたいな調整をしています。
◾️普段、なにか歌上達のために工夫していることはありますか?
◎自宅で自分の歌を録音して研究したりしています。基本的にはもう歌を歌って録ってみてどこがダメかを可視化しています。
◾️素晴らしいですね、そのレビューというかあくなき探究心というか。ちなみに、何か周りのお知り合いに披露する機会というのはあるものでしょうか?
◎カラオケに一緒に行ったりすると、前全然歌えなかったんで、結構驚かれるっていうか。
◾️しかも久しぶりに会ったりすると驚かれますよね。みなさん尺八をやっているのは知ってる?
◎はい。
◾️可視化した課題をレッスンのときにどういうふうにアップロードしてくるんでしょうか?
◎レッスンの時は、そうですね、わからないところはもうどんどん聞いていくというか。レッスンの場ではできないことがあるので、またそこを可視化してまた入れてトレーニングし続けています。
◾️素晴らしいですね、そのサイクルがね、すごいなあ。
◎やっぱりレッスンって、言っちゃなんですけどお金払ってやってるんで、せっかくなら自分のできないところっていうのをやっぱり一つでも多く持ち帰るべきだと思うので、そういう気持ちではやってます。
◾️なるほど。わかりました。ちなみに、目標とかって言い方をしちゃうと変なんですけど、こういう風になりたいな、とか歌の像とか、目標値っていう言い方がいいかわからないんですけど。
◎そうですね、そのうちYouTubeに歌ってみた動画とか上げてみようかな。やっぱりアウトプットしたほうが面白いと思うんで。自分もやっぱり、なんだろうな、いろんなことをやったりするのが好きなんですけど、その時はやっぱりこうアウトプットを出すの大事だって感じています。
実際に歌を習って、音感が良くなっていると思います。尺八のレッスンとかでも、音の感覚がよくなった、って師匠に言われたり。そこはやっぱりひとつあるかなって感じです。
◾️今後こういう歌を習い始めようかな、興味を持たれている方がいたら、こんなところがいいよ、みたいなところとなど、何かありますか?
◎YouTubeの話とか出たんですけど、楽器、尺八とかやったりすると、キーによって持ち替えたりしなくちゃいけないし、合奏とかやるにしても、お琴とかすごく大きいんですけど、歌ってすごく手軽なんですよね。どこでもできるし家でもできるし。尺八なんかも音大きいので普通のエリアではできない。すごく手軽で、かつYouTubeとかでオケに合わせて歌った動画をあげるとかってすごく手軽にできますし、やっぱり聴いてくれる人も中にはいると思います。そういう手軽さと、あとやっぱりそれで友達ができるとか、そういう楽しさっていうのはあるんじゃないかな、っていうのはあります。
◾️今日は、忙しい中、お時間いただきありがとうございました。またよろしくお願いします。