【He`s My Boy/マイボーイ(ミュージカル曲)を上手く歌いたい!】Everybody`s Talking About Jamie/ジェイミー 歌い方・歌 上達 歌唱法
【曲目】He`s My Boy
【演目】Everybody`s Talking About Jamie
【演目について】
2017年にシェフィールドおよびロンドンの劇場で初演された。
本作はイギリスのドキュメンタリー「Jamie:Drag Queen at 16(邦訳ジェイミー:16歳のドラッグクイーン)」に触発された作曲家ダン・ジレスピー・セルと脚本家トム・マクレーによって製作された。
16歳の高校生のジェイミーが偏見やいじめなどの困難を乗り越えながら、自身の夢であるドラッグ・クイーンになるまでを、ポップで軽快な音楽で描いた作品。
イギリスでは2017年の初演後、2020年に国内ツアーチーム発足(新型コロナの影響で延期)。同名の映画版も2021年予定。
日本でも2021年に「JAMIE」というタイトルで上演予定。
【曲について】
He`s My Boyは二幕の中盤、ジェイミーのシングルマザー・マーガレットによって歌われる。
ジェイミーが女装をすることや、男性に興味があることを彼の父は受け容れられず、それが原因で別れることとなった母・マーガレット。毎年のジェイミー誕生日のプレゼントやプロムに行くためのドレスを、「父が送ったもの」と、彼女は嘘をついていた。
そのことを知ってしまったジェイミーは母を攻め、攻撃的な言葉をぶつけてしまう。
部屋に取り残されたマーガレットは、それでも変わらない息子への無償の愛を1人吐露する。
女手一つで息子を育てた、世界でたった1人の息子への愛を歌った情熱的で、美しいメロディのナンバー。
【歌唱のポイント・アプローチ】
序盤は「歌を唄う」というよりも語るように歌い始めましょう。後半にかけて、高い音が続くので、スタミナも温存して置かないと歌い切ることは難しいです。
また3拍子の曲なので、基本は1拍目にアクセントが来るように歌いましょう。
何度も「彼は私の息子(He`s my boy)」と歌うので、同じニュアンスに聞こえないように、役作りしましょう。
本コラムは、初めてミュージカル曲を歌ってみたい
という方のためのミュージカル曲解説となります。