生徒の声

諦めてた曲を「私も歌えるんだ」という楽しさを感じています。

女性生徒

60代 在籍5年(2024年2月取材 時点) 

毎回ハードルを上げて、やったことないジャンルにチャレンジをさせてもらえてるんです。多分絶対諦めてたんですけど、17〜18歳くらいだったら絶対もう歌えないって諦めてた曲を「あ、こういう曲私も歌えるんだ!?」という楽しさを感じています。


◾️カルテを拝見したところ、在籍5年となります。今回は、インタビューへの協力誠にありがとうございます。当初、最初に習い始めようって思われたのってどんなきっかけでモアを選んでいただきました?

◎学生時代、軽音楽部でバンドをやっていたんです。今から10年ぐらい前にサークルのOBライブで当時の同級生と会うことがあって、その時にバンドを再開したんです。でもちょっとうちの母の介護があったので、3年くらいでそれを続けられなくなってしまって、やめて、3年くらい経って、介護が終わって、友達にカラオケに誘われて歌いに行ったら、もう声が震えちゃって全然歌えない。声は出ないし、震えるし、すごいショック。どうにか歌を歌えるようになりたいって思って、自分で練習したって埒が開かないので、ちょっと、ちゃんと習おうかな、と思って探していたら、なんと地元にあるじゃないですかって。

◾️しかも以前お子さんが通われた塾と同じビルに。

◎同じビルに、はい。もうよく知っている場所にこんなところがあるとは。で、体験しました、はい。

◾️担当のトレーナー(講師)になって、もうずっと。

◎運命の出会いをしていただいて。よく、子供は褒めて育てろって言うじゃないですか。すごく褒めて育ててくださるっていうか。やっぱりずっと歌っていなくて、声も出なくて、私右耳に難聴抱えているので、自分が音が取れているかどうか、という自信もなくて。すごいいろんなことで自信がなくなっていたところ、「できるよ」って言う風に「上手になったよ」って褒めてくださるんで、そうするとなんとなく「あ、いけるかも?」って自信になって、それで楽しく続けられてるかなと思います。


◾️今は歌う機会はありましたか?

◎つい先日ですね、7年ぶりに人前で。

◾️素晴らしい。

◎サークルのOBライブがあって、私はバンドをやめてしまったので、昔一緒にやってたキーボードの子となんかやろうか?ってことで、そこにコーラスの子が入ってくれたりして。今回はバラード系の曲を大人っぽく(笑)先生も直前までレッスンしてくださり。バンドの時の方がドラムとかベースの音が耳にきつかったんで、キーボードとコーラスくらいなので、音を外すのは難聴のせいかと思ってたら、いや、自分の実力のせいだってわかりました。

◾️なるほど。ちなみに、軽音時代って大木さんは何を担当されたんですか?

◎ボーカルです。

◾️ボーカル!すごく大事なところじゃないですか。

◎でもハマらないと・・・(笑)

◾️すごく重要ポジションですよね。

◎若い頃はそういうのあまり気にしてないじゃないですか。


◾️7年ぶりにやった手応えというか体感はいかがでしたか。

◎感動したんですけど、先生が前列に座ってくださって、いつもみたいに手で合図くださったりとか、OKとかくださったりしたのですっごく心強かったです。キーボードの女の子が失敗したりとか、ドタバタしたりした時も、キーボードの子にも声をかけてくださって、キーボードの子が「先生優しい〜」って言ってすごく感謝していました。

◾️僕も感謝しないといけないですね。

◎私の後にレッスンにいらっしゃるSさん、大先輩も来てくださいました。

◾️先生と固定の生徒さんたちとの、なんかやれるといいですけどね。みんな仲良しですしね。

◎そうですね。アットホームな感じで。


◾️この5年間どうですか?習ってみたご自身の手応え。

◎なんていうんでしょう。自分で、「ここの音は出ない」とか「カラオケで1回歌ってみたら全然リズムも取れないから、この歌は歌えない」とか「こんなテンポの歌は歌えない」と自分で「こういう曲はできない」って、「これは歌えるけどこれは歌えない」って自分で分けてたのを毎回先生と「これ歌いたいけど無理ですよね?」っていうと「できるできる」って言われて、毎回ハードルを上げて、やったことないジャンルにチャレンジをさせてもらえてるんです。多分絶対諦めてたんですけど、17〜18歳くらいだったら絶対もう歌えないって諦めてた曲を、「あ、こういう曲私も歌えるんだ!?」という楽しさ。

◾️そういう広がりがあるってことですか。

◎最近では、Official髭男dismとか練習しています。

◾️髭ダンのなんの曲をやったんですか?

◎「プリデンダー」と「紅蓮華」もやりました。あとKing Gnuさんも。

◾️あとは英語曲。

◎あ、そうです。この前キーボードの子のリクエストでビートルズを歌ったのは初めて歌いました。ビートルズのを歌ったのは初めてだったので「いやいやビートルズ歌っちゃった」みたいな。楽しかったです。

◾️その時、先生はキーを変えてくれるじゃないですか。それはやっぱり最適なところを提案してくれるんですか?

◎そうです。なんかバンドをやっていた時は、みんな変なこだわりがあって、「キーは変えちゃいけないんだ!」って言って(笑)

◾️バンドもキー変更をするとできないっていう人もいるんですよね。

◎それを言うのがドラムの子だったんで、ドラムは関係ないでしょうって(笑)それで、どんな曲でも歌わなきゃいけなかった。鶏が絞められたようになっても歌わないといけなかったんですけど、でも先生は「いや、ボーカルに合わせればいいんだ」っておっしゃってくださって。そうすると、歌いたい曲で歌えるものも増えますし、楽しい(笑)

◾️そうなんですね。

◎変な原曲KEYの呪いにかかっていたのが解き放たれたっていうか。

◾️なるほどね。キーチェンジできる力量と言うか、ピアノ伴奏でちゃんとやれる力量が先生にあるっていうのも重要なところでありますね。

◎私がやりたいけど無理ですよね?って、できないですよね先生、って。

◾️できますできますって。

◎って背中を押されるんで。じゃあやってみますって。先生にできるって言われるとできそうな気になるので。

◾️でも実際できるんですよね、きちんと。

◎いや、できてるかどうかは先生に聞かないと(笑)

◾️素晴らしいですね。

◎それができるようになったら、1つちょっと上手になったような気になります。


◾️習ってみて、こんなところがよかったなー、とか何かありますか?

◎うーん、そうですね、だからやっぱり声の出し方って、そのマニュアルっていうか、見えるものじゃなくて、イメージトレーニング。こう回してこっちに、とか出し方をイメージで伝えてくださるじゃないですか。そうすると、歌ってると先生も一緒に歌って、ゼスチャーで声の出し方をやってくださるので、すんなり腑に落ちる、同じようにすると先生みたいには出ないですけど、今まで自分が出してた出し方と違う出し方で声が出る!みたいなのがあったりとか。横で先生が体現してくださるとすごく出やすい。

◾️そうですね、デモンストレーションってことですよね。実際にこう歌うんだよってことですよね。すごく大事ですよね、確かに。


◾️ちなみにこの5年間習うっていうのは、ご自身の中で想定内ですか?それともそんな長くやるつもりなかった。

◎自然にここまで来ました。たまに待合とか他の先生に会うと、すごくフレンドリーにお話ししてくださる、いやもう通い慣れたお家みたいになっちゃって。すごく居心地はいいです、はい。

◾️今後、この近年でチャレンジしてみたいことはありますか?歌とか音楽に関して。

◎うーん、特に考えてはないですが、実はもう1つセッションバンドに呼ばれて歌うことがあるんですけど、そこの課題曲を先生にみてもらってるんですけど、そっちはあんまり定期的じゃないし、みなさんそこまでやりこんでるグループではないので。

 

◾️モアに対する要望とかございますか?

◎ないです。もう全然満足して。本当は好きで歌いたかったけど、今まで我慢してきたのを歌えるようになった時の喜びっていうのが楽しいですよね。最初の頃は先生に発音もいっぱい矯正してもらったりして、英語の歌詞の歌い方もご指導いただけたのですごくありがたかったです。

◾️すごくいい言葉をいただきましたし、すごくいいキャッチでできそうだなって思いました。


 

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