曲を自在に歌えるようになるって、すごく楽しい。
50代後半 女性生徒
在籍年数:8年強(2023年11月取材 時点)
ベーシックレッスンを受講中
歌に年にないんで、昔の歌を歌わなければいけないとかないし、どの歌でもいいと思うし、歌いたい歌を教わって、きれいに歌えるとか、自分の好きなように歌えるとかってなるのはすごく楽しいことなのでいいと思います。年を気にしてたら終わっちゃうから(笑)だから、どんどん、私の場合は昔の歌じゃなくて、今聴いた面白ろそうな曲を歌えるように挑戦したいと思う。
◾️生徒カルテを拝見しましたら、2016年の5月に始められて、もう8年、10年近くになります。初めに、モアにいらっしゃったきっかけを教えてください。
◎色々あるんですけど、私は元から歌が大好きで、歌う場面も時々あったんです。高い声は出しやすいんですけど、低い声になると声が出なかったんです。それがどうしてか全然わからなくて、周りに人になぜだろうって聞いても全然わからなくて、それなら習いたいなって内心思っていたんです。一方で習うなんて贅沢だなって思ってたら、娘が高校2年生で、「お母さん歌習いたいんだけど」って言って、じゃあ探してみようって探してみて、娘のために探したんですけど、レッスンがあるところで、娘にペアってどうだろうって言ったら、娘も結構恥ずかしがり屋だから、「あ、それがいい」となり、これなら自分の贅沢っていう罪悪感もなくなるし、と思って、それで二人で始めました。
◾️ちなみに、歌う機会っていうのはどういうものでしたか?
◎本当に歌が好きで、教会に行っていたので、教会でソングリーダーみたいなのをしていたり、バンド的なところで、そんな専門ではないんですけど、歌ったりしているんです。そこで、低い音になると急に出なくなったりして、すごく誤魔化していたりしていました。あと、カラオケも好きでしょっちゅう行くのですけど、低い声になると出ないから、男性の曲を高い声で歌う方が好きで、なんで女性の声が歌えないんだろう、と悩んでいました。
◾️高いレンジは出るんだけど、低いのがすごく苦手だったと。ちなみにその当時は、どういった曲を歌われることが多かったんでしょうか?
◎当時は、サザンの曲とか、「千の風になって」など。ちょっと高く歌ってれば済む、みたいな曲が好きで歌っていた記憶があります。
◾️当初の悩み、低い音域が出ないことは解消できましたでしょうか?
◎今は、低い曲、女性の曲を中心に歌っていて、高い音は昔から好きだったので、割と低いところから高いところまで歌えるようになりました。やっぱり低い音よりもすぐ高くなりたがるっていうか。今、先生にミックスボイスを習っていて「出ていますよ」って言われるようになり、すごく嬉しくて、今も練習しています。放っておくと、レッスンとか関係なく勝手に歌うと、すぐ高い声でうたいたくなっちゃうから、もっと低い、っていうか女性の音域をミックスや地声に近いチェストミックスとかで歌えるような練習をしたいな、と思ってます。
◾️なるほど、そうすると、当初の課題はクリアされてもう次にきているってことですね。
◎そうなりますかね。
◾️当初は男性曲だけだったのが、女性曲を歌えることになってるってことで、最近のカルテを拝見すると、新しい曲を練習されているんですね。
◎リズムがすごく好きで、例えば、最近「それを愛と呼ぶなら」ってUruさんの曲とかをやったんですけど、それはわりと昔からやってるリズムで歌える曲。すごく好きなんですけど、でも、なんか自分がやったことがない、昔の人間なので、新しいリズムっていうのにすごく興味があって、「怪物」とか「アイドル」とか「残響散歌」「祝福」など、私にとって新しいリズムが新鮮で楽しくて面白いです。
◾️普段練習の時、先生は伴奏とオケを使い変えていますか?
◎最初はオケでやって、練習はわりとピアノで弾いてくださっていて、本当にすごいと思います。なんでこんなにピアノが弾けるんだろうって。さっきの「それを愛と呼ぶなら」を練習しているときは、本当に涙が出てきて、すごくきれいに弾いてくださって感動です。
◾️素晴らしいですね。実際、最近の練習曲はカラオケにいったり歌を披露する機会ってありますか?
◎機会はないですが、レッスンが終わったら必ず、次のレッスンまでにはカラオケに行って、教わったことを必ず復習するようにしています。
◾️素晴らしい。
◎趣味だから、私ってカラオケすごく好きだから、朝11時に入ったら帰るの8時までずっと(笑)。
◾️そんなに?!
◎周りの人に聞いたら「3時間で疲れる」とか言うから「あれ?」って(笑)
◾️インナーマッスルがすごく鍛えられてるんでしょうね。
◎基本一人で歌う方がいっぱい歌える(笑)
◾️なるほど。素晴らしい。ちなみにご自身の中でその、体が変わってきたな、自分の楽器が変わったなって実感はありますか?
◎自分の体とかはわからないんですけど、出す声が低い声でも楽に出せるようになってるなって思って。高い声も、前は先生にヘッド、裏って言われてて、そんなもんかなって思ってたんですけど、最近はミックスも混じってるって言ってもらってちょっと嬉しいです。
◾️最近この曲は野村さんが探して選んでいるんですか?
◎ほぼ先生と一緒に決めています。こんなのとこんなのに興味あるんですけど、って言って持っていくこともあれが、次の曲に何もプランがなくて、「じゃmiletさんの曲とか」って言ったら「こんなのは?」って一緒に探していただいたり。あと、ミックスボイス練習したいんですけど、言ったら「じゃあこれはどうですか?」って言っていただいたり。
◾️習得したいボイスに合わせて曲を決めたりしているって言うことですね。
◎それとか興味に合わせてその時その時で。
◾️この8年、次、こんなことチャレンジしていきたいとか、何かありますか?
◎歌ってるだけで幸せで、教わることも幸せなんですけど目標ってなんだろうって思うことがあって、子どもは発表したいんだ、って言ってるんですけど、じゃあ私はどうだろう?って思った時に、ただ練習してカラオケで復習して次に持っていくって、その先に何か欲しいなって気は時々します。なんかそれこそ発表するとか、私にはそんなの無理だけど、曲を作ってみるとか、そんなことができるようになるといいなって思って、やっぱり一番好きなのは歌うことなので。なんかできたらいいなって。
◾️歌好きのみんな趣味だから、普通に目標って、おっしゃる通りそんなになくて、「習うのが楽しいんです」って。習ってどんどん上手くなっていくのがいいんですっていう方々って、「ライブに出たいです」って、そう言う明確な目標よりも、日々続けることの方が面白いって方が多いので、その延長線上でちょっと披露し合う、みたいな。いいなと。
◎そうですね、確かに、私も最初、「娘と習う」という言い訳があったからいいんですけど、でも、1人で来てみたら若い人ばっかりで申し訳なさを感じたりもするんですけど、もし気にしなければ、そうやって別に歌に年にないんで、昔の歌を歌わなければいけないとかないし、どの歌でもいいと思うし、歌いたい歌を教わって、きれいに歌えるとか、自分の好きなように歌えるとかってなるのはすごく楽しいことなのでいいと思います。年を気にしてたら終わっちゃうから(笑)だから、どんどん、私の場合は昔の歌じゃなくて、今聴いた面白そうな歌っていうのを歌えるように挑戦したいと思うし。そういう機会を作っていただけるから。一人だと、すごくビートとかわかんないって思っちゃうんですけど、先生にビートとかリズムとか教えていただいて、できるようになるので、すごく習った甲斐があると思います。
◾️最初に「私なんかいいのかな」って思う瞬間は、周りの方が若いからですか?
◎最初にこちらに出向くイメージ自体が歌を習う人っていうのは、これから歌をやっていくような人で、私はもうそういう方向に向いてないかなって思って来てみて、確かに周りを見ると若い人ばっかりで、なんか申し訳ないって最初は思ったんですけど。今は、若い人がいるとちょっと「ハッ」とか思うけど、でも自分が好きな歌で続けてるからもう割り切ってます。
◾️大事ですね。わかりました。
◎そうですね、垣根なく接していただけると。それでまた私もこうやって長いこと習ってるから、もし割と年上の方で習いたいって方がいたら、「いいんだよ」って私から声をかけられたらいいなって思うんですけど。本当にありがたいって、先生方の知識とか技量とか、楽しさとか、ものすごいなって思って。小林先生もそうだし。すごいなって思うから、やっぱり年関係ないとも思うんで、習う側は。それは私みたいに多分長くなったらなんかできたらいいのかなって思います。
◾️最初の頃は、いろんな講師に受けられていたんですね。
◎はい。あの、なんかご縁で、電話して「この日と、この日でお願いします」って言ったらたまたま先生が当たったんですけど、「すごい!」と思って。「この先生に教わりたいな」ってすごく思って。「次回も予定取りましょう」って言われた時に、「先生お願いします」って言ってそこからずっと。
◾️ありがとうございます。
◎時々やっていただいてるオンライン講座。あれがすごく面白くて、なんかZOOMとかは私パソコン入れてないのでYouTubeで見るしかないんですけど、時間長いからぶつ切りで、家事や掃除しながらとか、ぶつ切りで、ずっと長くは聴けないんですけど。すごくいいなあと思って。
◾️メンバーに言っておきます。すごく喜ぶと思います。ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします。
◎よろしくお願いします。