生徒の声

自分のやりたい曲を持ってくれば、ピアノ伴奏で気持ちよく歌える。

60代男性 モア受講歴10年(2024年1月取材)
ベーシックレッスンを受講中

自分のやりたい曲を持ってくれば、ピアノ伴奏で気持ちよく歌える。


■月に1件ほど生徒さんにインタビューさせてもらっていて、モアに通われていたこと等々聞かせていただいています。
◎はい、わかりました。
■カルテを見ると、もう2010年から通われているため、もう10年超す感じですね。
◎ええ、そうですね。ちょうどですね、10年ちょっと前なんですけど、当時西葛西の寮に住んでまして、去年の10月に単身赴任が終わって、ちょうど11年間東京に単身赴任してまして、そのときに大阪から東京に行って、それが西葛西ということで、元々音楽が好きだったっていうことと、バンド活動をしていて、ボーカルをやってるので、ちょっと声出しをしたいなあ、ということでボーカル教室を探したんです。そうしたら近くにあるなあ、ということで習い始めたのがきっかけです。
■ありがとうございます。今もバンド活動はされているんですか?
◎やってます。大阪のほうでやってるんです。ですから、11年間東京でしたから、なかなか活動できなかったですけど、それでも月一回帰ったときは練習をしてる形です。
■何系のバンドなんですか?
◎アメリカンフォークっていう、ウェストコーストってわかりますかね、イーグルスとか、フォークもやってます。
■日本でいうとオフコースとか、スターダストレビューとかも入って来ますか?
◎スタレビはやってないですけど、路線的には若干そういう感じです。


■2017年頃、コーラスのワークショップが始まりました。
◎そうですね、ありましたね。ワークショップに入ったのは偶然というか、東京でひましてましたんで、単身赴任で。で、なんかやっぱりボーカル教室通うだけじゃなくてなんかやりたいなっていうことで、そのときに磯辺トレーナーから紹介していただいて、アンサンブルモア、いわゆる混声合唱と、それからゴスペルですよね、どっちかがいいんじゃないの?って言われて、たまたま先に中村トレーナーがやっておられるアンサンブルモアにいったんですよ。それがきっかけですね。だから僕は今でこそ団長してますけど、ほとんど経験ないんです。合唱経験ほぼなしです。
■そうですか。ちょうど1年ちょっと活動して、実際どうですか?コーラス・グループ、合唱っていうのかな、始められて。もう5年?もっとか。7年くらいか。もう7年目くらいになるわけですよね。
◎僕は、今日も実を言うと練習終わったあと、うちの団の男性の方と3人で、ちょっとだけ食事に行ったんです。そのときにも話をしたんですけど、僕は最初やり始めたのはフォークとか、さっき言ったアメリカの音楽から始めて、まったく合唱とは縁のない立場だったんですけど、紹介していただいてやっぱりよかったですね、非常に。
■よかった。
◎良かった理由はですね、今まで自分が歌っている歌い方というか、いろんなその、発声の基本とかそういうのもあるんですけど、先生に教えていただくのは心っていうか、歌心の部分も結構言っていただくんですよ。これがですね、すごく、一人でやるときとか、ソロでもやったりするんですけど、すごく役に立ちます。
■具体的にどういう心の話をされるんでしょうか?
◎コーラス、合唱においては、言葉をまず大事にしなさい、と。それが非常に大事っていうことを言っていただいて、面白い言い方されるんですけど、歌い方、下膨れを考えなさいって言うんですよ。これはなかなかの名文だと思うんですけど、一つの歌詞、一行って言ったほうがいいですかね、一行のうちの前のところはみんな声ぱっと出すんですよね。

 

■前半ですね。
◎はい、前半は。でも後半はどうしても尻すぼみになりがちなんですって。
■ちょっと流しがちですよね、確かに。
◎ましては僕らギター弾きながら歌うと、本当にそうなるんですよ。で、そうなると、本当にこう、尻すぼみで、相手に伝わらない。と思うんです。で、それを見事に先生が下膨れでいかないとダメって言われて。すごく参考になりますね。そういうこととか、あと、ひとつひとつの言葉で相手に伝える、子音と母音の話をしていただけるんですけど、若干テクニック的なところもありますけど、僕の名前だったら「こお」なんですけど、「こーおー」と出しなさい、という言い方ですよね、どちらかというと。そういう子音と母音の両方を大事にして出さないと、相手に伝わらないよ、っていうのをよく指摘されて、そんなこと考えながら歌ったことないなって思ってたんで。当然発声はありますよ。色々ヘッドボイスとかチェストボイスとかって言われますけど、そういうところはまあバンド活動しながら色々きいてますけど、先程したような話はやっぱりプロの方だな、って思いましたね。これは本当にモアに入って、とてもよかったことです。
そして、モアのマンツーマンレッスンでは、僕、特にファルセットが出ないんですよ。そのファルセットの出し方とか、今まであんまり考えてもいなかったところを結構指摘されて、非常にそれもよかったですね。テクニックの部分と心の部分と、先生方みなさんにご指摘いただいたので、それはこれからいくつまで歌えるか分かりませんけど、ずっとやれる、やりたいなあって、本当にきっかけになりましたね。


■実際、バンドメンバーになにか言われることはありますか?
◎あります。声がよく出るようになったって言われました。「すごく声出るようになったね」って。それはまあちょっと、、、って感じで、細かいことは言わないんですけど。大阪の人ですからね、一緒に東京に来いっていうわけにいかないんで。
■バンド活動を披露する機会ってあるんですか?
◎今度、大阪に戻ってきましたらもう少し活動増えると思うんですけど、年間2回、春と秋に、まあ秋に一番大きいのが大阪でアマチュアのフェスティバル、天満音楽祭っていうのがあって。東京でもいろいろありますよね、墨田ジャズとか池袋ジャズとか、ストリートでやれるところとか、駅でやったり、それから我々やったのは、お寺のお堂とか、そういうところで演奏したりできるんで。非常に楽しいですね。コロナ以降、残念ながら会場が少なくなって。残念ながら、ちょっとコンパクトになってしまいましたけど。
◾️なるほど。
◎そっちの方は年1回ですけどね。なんか目的がないとやっぱりダメですよね。アンサンブルもそうですけど、目的がないとなかなか。モアさんも今、色々年何回かやられてますけど、ああいうのがないとなかなか、うん、単にボーカル教室通ってるだけじゃ確かにしんどいかな、と思いますね。


◾️ご年齢は、60代ですか?
◎65歳です。
◾️結構モアのホームページとか見ると、若い方の写真が多いので、シニア含めて年齢の高い方々が「私も受けていいんですか?」みたいなことを普通にいうんですが、ぜひその方々にコメントが欲しいなあ。
◎まずですね、歌が好きな人は別に年齢関係ないですよね。で、カラオケとかもありますけど、声出すのは本当に誰でもできるっていうのが一つですよね。で、年齢関係なしにジャンルを、僕も先生もご承知の通り、結構無理ふりしてるんですけど、演歌はないですけど、基本的に自分の好きな曲をお願いしてますから、どちらかと言えば、ミュージカルの線がモアの教室の講師陣の方多いので、そっちが好きな方はいいんですけど、そうじゃない人もできるよっていうをもうちょっと言えばいいかな、と思います。僕はジャンル関係なしで自分の好きな曲をやれますよ、歌えますよ、っていうのが1番ですね。で、先生方どんな曲を持って行っても、当然嫌がる人もいらっしゃいませんし、ジャンル関係なしで。それが月2回ですよね。声出したらぜんぜん違います。ええ。もう1時間練習するとスキッとします。
◾️それは結構自主トレとかしなくても大丈夫ですか?
◎自主とかやればいいんですけど、当然課題曲になるんで、先生に「この曲やりたい」って持っていく限りは、自分でもやっぱりカラオケとか、昔、7〜8年前流行ったヒトカラって、一人で行けるカラオケ、あれ結構行きました。
◾️行きましたか。
◎教室の前に。
◾️おー。
◎やっぱりある程度歌えてから行きたい、というのがあって。練習してから習う、っていう感じ。だから自分の好きな曲ができるっていうのはすごく大事なことだと思います。うん。


◾️確かに。じゃあ普通習っている時は、バンドの曲が基本なんですか?
◎いえいえ。バンドの曲やったっていうのは多分1曲くらいです。
◾️自分の好きな曲を?
◎そう。自分一人で、東京にいる時結構フォーク酒場みたいなところも結構行ったんですけど。
◾️オープンマイクみたいなね。
◎オープンマイクのお店行ったですけど、そういう店でやれる曲とか、やりたい曲ですね。だからポピュラーソングから今ちょっとピアノバーみたいなところも行ってるんですけど。そんな高いところじゃないですよ。ラウンジみたいなところですけど、手軽に行けるところなんですけど。そこピアノ弾いてくれて歌えるんですけど。そういうところ。
◾️オープンマイクスタイルで楽譜を持っていって、これやりたい、と。
◎そうです。やりたい、と。そういうところも行くんですけど、まあ暇ですから(笑)東京にいると。歌が好きだから、どっかで歌いたいっていうのがあって、自分で一生懸命探すんで。東京ってそういうのがヒットできるんで、そういうのが。
■大阪よりもある?
◎圧倒的にあります。
■ちなみにピアノ酒場にいらっしゃる方ってどんな方がくるんですか?
◎年齢高いです。80近い人とか、そういう方もいらっしゃるし、若い人よりも40代以降の人が多いですね、どちらかといえば。
■皆さんしっとりピアノで聞かせるような曲を持ってくるんですね。
◎基本はそうなんですけど、ただ、そればっかりじゃなく、会社の帰りにサラリーマン、OLの方が来られて、歌うような感じ。
■楽譜持ってこない人もいるんですね。
◎お店にも楽譜はあるんでメジャーな曲ならやってもらえます。
目黒なんですけど。僕結構行くんです。
■ご飯も結構美味しそうじゃないですか。
◎ご飯も美味しいし、ピアノで歌えるっていうはなかなかないので。ギターできる人はいいんですけど、そうじゃない人、楽器ができない人は生伴奏で歌えるってなかなかないじゃないですか。


■モアだとそもそもピアノで練習できますけど。
◎だからモアで練習してそういうところで披露するとかね。自分で探しました。結構いろんな人連れて行ってます。モアで練習したのをここで歌えるなあってこの間言ってました。
■何曲くらいですか?
◎曲数は関係なく。そんなに大きい店じゃないので、空いてたらそれこそ独り占めくらいで歌えます(笑)気を遣うからやっぱり、僕はボトルをキープしてますけど。そんなに飲まないですけど。
■いいですね。こんなことやってるなんて。
◎だから、モアでは、当然ピアノで先生が弾けるっていう、僕らと同年代の方に言いたいのは、やっぱりピアノで自分で演奏して歌うってなかなかできないじゃないですか。ギターができる人は別として。ピアノで歌えるっていうがすごく快感っていうか、いいっていうのがひとつ。
■モアの先生全員できますからね。
◎皆さんできるので(ピアノ)、これがまず気持ちいい、というのがひとつ。で、好きな曲、いろんなミュージカルとかクラシックとか先生の経験値は書かれているけど、そんなの関係なしに自分のやりたい曲を持ってくればいい、というのが一番大事だと思います。
■すばらしいこと聞きました。
◎いきなり目的がある人は別ですけど、ミュージカルに出たいとか、演奏があって、とかは別ですけど、僕らみたいに、僕は声を出したいだけで入りました。
■いいですね。では本日はありがとうございました。
◎ありがとうございました。


 

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