大人から始めるミュージカルボイトレ
50代女性 モア受講歴4年半(2025年8月取材)ミュージカルレッスンを受講中
「若い頃に憧れていたミュージカル。もう一度やってみたい!」
そう思ったときに一歩を踏み出したのが、今回ご紹介するEさんです。
学生時代の夢を、再び
学生時代に演技を学び、劇団四季を目指したこともあったEさん。しかし当時の親御さんの反対などから、ミュージカルの道を諦めて就職を選んだそうです。
その後は、「バブル期で仕事が忙しく、結婚・子育てをしている間は趣味を持つ余裕が全くなかったんです」。
そんなEさんが再び舞台を意識するきっかけになったのが、コロナ禍。子どもたちも大きくなり、家にいる時間が増えたことで「今度こそ自分の趣味を始めたい」と思ったそうです。
最初は“悔しさ”からのスタート
「昔の感覚で歌えると思っていたのに、声が全然出なかったんです」。コロナの影響で、カラオケにも行けなくなっていたせいか、思うように歌えない自分にショックを受けたEさん。
「歌いたい曲が歌えないのが、悔しくて仕方なかったんです。だから基礎からやり直そうと思って、ミュージカル曲を教えてくれるボーカルスクールを探しました」。
少しずつ掴めた手応え
最初の1〜2年は思うような上達を感じられず、不安になることも。それでもレッスンを続ける中で、ある日突然「自転車に乗れるようになる感覚」で声が安定してきたと言います。
「去年の発表会ではロングトーンが全く出なかったのに、今では余裕で出せるようになりました」。昨日できなかったことが今日できる。その瞬間の喜びが、続ける力になっているそうです。
ミュージカルならではの魅力
歌だけでなく、芝居やダンス、人との掛け合いがあるのがミュージカルの面白さ。「一人で歌うのとは違って、奥深さを感じます。次はデュエットやミュージカルメドレーに挑戦したいんです」。
さらに、モア東京ボーカル教室のライブでは、バンド演奏でポップスを歌う機会もあり、新しい挑戦を楽しんでいます。「最初は、バンドが奏でる音との距離感が掴めなかったけれど、少しずつ“音とリズムに乗れる”ようになってきました」。
スクールの魅力は“レッスン環境”と“仲間”
Eさんが特に気に入っているのは、スクールの環境と仲間づくり。ミュージカル楽譜のバリエーションが豊富で、ほとんどの曲を安心してリクエストできること。そして、発表会やセッション会を通じて気軽に人とつながれることです。
「ただ歌やミュージカル曲を学ぶだけじゃなく、仲間と一緒に楽しめるのが大人のミュージカルの良さですね」。
これから挑戦する方へ
「最初は思うように声が出なくても大丈夫。レッスンを続けていれば、必ず“できる瞬間”がやってきます。歌もお芝居も、仲間と一緒に楽しめるのがミュージカルの醍醐味です」。Eさんの言葉は、これからボイトレやミュージカルを始めたい方への心強いエールになりそうです。
まとめ
大人になってからでも遅くありません。
憧れをもう一度、ステージの上で輝かせてみませんか?