生徒の声

自身の声が「こうなった」っていうところまでやってくださる。

女性生徒

在籍年数:8年(2022年10月取材 時点)

ベーシックレッスンを受講中

~今回は、モアで定期的に行っているレッスンとは別のオプション:レコーディングコースについて、詳しくインタビューさせて頂きました~


■担当の宮崎トレーナーの紹介で、インタビューをお願いいたしました。

快諾いただき、ありがとうございます。長年、通って頂いていると伺っています。

◎モアさんでレッスンを習い始めた当初、ジャズを歌っていました。「この身体が楽器としてよく鳴るようにしたい」と伝えましたら「それなら、宮崎トレーナーがオススメです」と紹介していただいて、以来、受講を続けています。

 

■長年、宮﨑トレーナーにレッスンを受け、レコーディングコースにも参加されていると伺っています。

◎はい、ここ2〜3年は、レコーディングコースにも取り組んでいます。

 

■レコーディングコースのこと、後ほど、詳しくお聞かせください。

モアに入会したきっかけを教えていただけますか?

◎実は、モアさんの入会前に、2つほどボーカルスクールに通っていたんです。1つは芸能界でも有名な先生で、有名な方も習いに来ている先生のところ。その方は「あなた歌いたいことはわかるけど、まず声を作りなさい」と指導を受け、しばらく楽しみましたが、「もういいかな」と感じるようになりました。続いて、次のスクールの先生は、もう少し技術をわかりやすく論理的に教えてくれる先生でしたが、なぜかレッスンを流される感じがしてきたのです。「別にプロにならないんでしょ?」という感じで、レッスンも毎回パターン通り軽く流す、といった印象でした。なので、そこも続けることなく、モアに出会った感じです。

 

一方、モアに入会して8年。

正直、こんなに続くとは思っていませんでした。

宮崎先生のレッスンは、いつも同じ熱量で、同じことをなんべんでもやるんだけど、先生も一緒に声を出してくれるし、良い声が出れば「今のはいい」と伝えてくれるし、わからないことを尋ねると「それはこうだ」っていつも全力投球。そうして、レッスンを受けていると「いつか私も上手になるのかもしれない」と思えるようになってきたんです。自分は自分を信じていないのに、トレーナーが私を信じてくれているんです。

宮﨑トレーナーが担当してくれているレコーディングコース、最初は自分の歌声が本当に下手にしか聞こえなく、自分で聴いていて気持ちが悪くなるような歌なのに、「あー、ここが本当にきれいだ」と、私の歌声の素敵な部分を指摘してくれます。それが嘘でなく、本気で、そう思ってくださってるっていうのが、本当に伝わってきます。なので、日々の忙しさにかまけて、普段のレッスンでは、たまにおサボりしてしまうこともありますが(笑)モアをやめる気にはなりません。


■歌を披露する場を今もお持ちと伺っています。

◎ジャズクラブで、ピアノトリオで歌ってたのをやめてから、自分でライブをやってたんですね。ミュージシャンを見つけて、月に2回は必ず歌ってたんですけど、コロナの影響もあり、だんだんやらなくなって。久々に60歳の誕生日のライブをしました。入りきれないほどのお友達がきてくださって。それからはたまにプロのギタリストさんとライブをしています。

 

■ライブでは、どのような楽曲を演奏されますか?

◎もともとはジャズ。その後、カーペンターズ歌ったりとか、クラシックっぽい曲を歌ったりとか。その後、モアに出会ってから「日本語の歌を歌いましょう」という提案を受けて、日本語の歌をはじめて歌うようになりました。

声音の使い方とか、1つ1つの音を丁寧に歌うことに目が覚めて、音を音としてお届けする。こういうことができたら楽しいだろうなと感じ、やる気になっています。

 

■今まで8年習ってきた中で思い出に残る練習曲などありますか?

◎あります。どうしてもうまく歌えなくて、今まで2回レコーディングして、今年も冬にレコーディングしようと思っている曲、中島美嘉さんの「雪の華」です。一昨年前、初めてこの曲をレコーディングしたのですが、下手すぎて。去年の冬、今年の冬とまたやって、同じ曲を繰り返しレコーディングする事で、自分の歌の定点観測しようと思っています。

 

正直、レコーディングした音源は、自分では下手すぎて聴きたくないんです。でも、フレーズとフレーズの繋がりの意識や、今の高い音をもう1回歌って、より良いテイクにしていくとか、具体的に音楽を作っていく楽しみがレコーディングコースにはあります。

その場で聞き比べることで、こういう風に変わるんだっていうのが明らかにわかる。こういう気持ちでこうやって音を出すと、こういう音楽ができる、ということがわかって、すごく気持ちがいいんです。

 

友人の音楽家にも聴いてもらったら、もちろん下手は下手なんだけど、「後半の盛り上げ方が素晴らしい」とか「ステージで聴いてるようだ」とか「すごく楽しみました」とかっていう感想をくださったりして。じゃあもっとがんばろうかな、とやる気になってしまいます。


■レコーディングコースを積み重ねていく事で、自分の中で変わっていくものはなんでしょうか?

◎私にとって普段のレッスンは声を作る(楽器を作る)事で、レコーディングコースは歌い方を確定させるためのレッスンと思っているんです。歌を、ひとつの完成形として仕上げるのがレコーディングだと思っていて。1年の間にレコーディングコースを数回したい最大の理由は、「歌を仕上げる」という経験のためなんです。普段レッスンで歌っている1曲を完成形に仕上げる事で、だんだん鑑賞に耐えるものになっていく喜びっていうんですかね。

 

レコーディングコースを通して、自分の歌が仕上がっていく感覚。普段のレッスンでも歌っていて「あそこの声がこうだったらよかったのに」と気づくことってあるじゃないですか。それが「こうなった」っていう結果を見られずに、次の曲に挑戦している方は多いと思います。特に趣味の人は今流行りの歌を歌おうとか。でもレコーディングコースでは、自身の声で「こうなった」っていうところまでやってくださる。

ですから、今後も普段のレッスンに、レコーディングコースをセットにして、続けていこうと考えています!

 

■今後の活躍を楽しみにしています。

◎ありがとうございます。ライブはぼちぼちやってまいります。

 

【実際のレコーディングコース風景】より

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