モアのミュージカルワークショップについて
モア主催のミュージカルサークルで、2008年頃より活動しています。
「浦安ミュージカル=ミュージカル合同練習会」
というモア東京ボーカル教室主催のミュージカルサークルで、所属生徒を中心に外部の方も含め、2008年頃より活動しています。浦安ミュージカルの活動や参加したきっかけなどをインタビューいたしました。
つね=中沢さん、たごっち=多胡さん、しょーこ=藤ノ木さん、
ようこちゃん=石田さん、みゆちゃん=花田さん
「浦安ミュージカル」に参加したきっかけは何ですか?
ようこちゃん:私はもともとダンスをやっていて、ミュージカルを観るのも大好きだったんです。モアに通っているうちに浦安ミュージカルの存在を知って、「まずは体験」と思って参加してみたら、もうとにかく楽しくて(笑)。立ち上げ当初の2008年頃から活動を続けています。
たごっち:私はずっと体育会系だったので(苦笑)、芸術とは無縁の生活を送ってきました。でも、小学生の時に観たミュージカル「ジョン万次郎」のチラシはずっと引き出しの中に大切にしまっていましたから…、ずっと憧れの気持ちがあったんだと思います。そして社会人になり、「オペラ座の怪人」を観て一気にハマってしまって(笑)。自分でも演じたい!という気持ちが高まって、勇気をだして参加してみました。
つね:僕もミュージカルや舞台を観るのが大好きで。やってみたいな、という気持ちはあったものの、年齢も年齢ですし…(笑)。劇団のオーディションを受けるというのも、相当ハードルが高いですよね。そんな時、教室の告知で浦安ミュージカルを知り、去年『アイーダ』を観に行ったんです。アイーダについてはストーリーも何も知らなかったのですが、舞台を観て内容は理解できましたし、もうとにかく感動したんですよ。自分と年齢の近い男性メンバーの姿も確認できましたし(笑)、チラシには「新メンバー募集」と書いてある! これはもうやるしかない、という感じでしたね。この中では僕が一番新しいメンバーです。
みゆちゃん:私も実際に歌わせていただいたのは、つねさんと同じ『レ・ミゼラブル』が最初です。実は私は声優としても活動していて、モアに通っているのも色々な角度から勉強したいという想いがあって…。この浦安ミュージカルも、最初はナレーターとして参加させていただきました。でも外から見ていると、皆さんがとっても楽しそうで(笑)。「私もやってみたい」という気持ちになったんです。
しょーこ:私は、千葉の教室に通っていて。ミュージカルの曲を歌ってみたい!とボイストレーナーの方に相談すると、浦安と葛西の教室でミュージカルを専門にやっているから、と。それが、浦安ミュージカルに参加するきっかけでしたね。
ミュージカルの練習・本番を通して、どんな感想をお持ちですか?
しょーこ:普通の方からすると、ミュージカルってコアな世界なのかな?って思うのですが…(苦笑)。同じモノが好きで、同じ目的に向かって進んでいける仲間と出会えたことには、ただただ「感動」ですね(笑)。合唱のパートですとか、みんなが自主的に練習をしたりして。とにかく、たくさんのエネルギーをもらっている感じです。
みゆちゃん:ナレーションを担当したときは、本番直前から練習に参加していました。でも浦安ミュージカルのメンバーとして練習に携わってみると、みんなが一つのゴールに向かって行く姿に、とても刺激を受けましたね。年齢も性別も職業も関係なく、仲間として高め合っていくというか…。ステージを無事に終えたあとには、色々な思いが押し寄せてきて、もう号泣でしたね(苦笑)。
つね:そうそう。下は小学生から、僕みたいなおじさん(笑)まで、浦安ミュージカルにはいろいろなメンバーがいますよね。僕は年齢的な負い目がありましたから、いちばん最初の練習のとき、レッスン室の扉が開けづらかったですよ(笑)。メンバーの男女比も、今日と同じく1対4位ですしね。…みんな、僕を見て「誰?このおじさん」とか思わなかった?
ようこちゃん:まぁ多少は…「変なおじさんがいるな~」と思わなかったこともないですけど(女性陣一同・笑)。でも、「あ!新しいメンバーなんだ、しかも男性だ」という感じで、嬉しかったですよ。
たごっち:そうですよね。男性メンバーは貴重です。だって私、以前の舞台で男役を演じたこともありますから…(笑)。
しょーこ:あの時は、たごっちカッコいい!って、大評判だったよね(笑)。
つね:今回、本番前の『舞台』設営にも参加させてもらったんですよ。それまで『舞台』って「既にそこにあるもの」だと思っていたのですが、実際にはパーツを一つひとつ積み上げて、何もないただの床面に一段高い『舞台』を作っていくんですね。『舞台』を設営してくださる方のほかにも、ライティングや音声を担当するスタッフ、舞台監督や演出家の方など。たった1回のステージのために、たくさんの方が私たちを支えてくださっている事を知りました。メンバー・スタッフを含め「みんなで作った『舞台』」だからこそ、『舞台』に立てる喜びをかみしめながら演じなければ、と思いましたね。
ようこちゃん:そうですよね。ピンマイクをつけてステージの上で歌わせていただけるなんて、やっぱり感動ですよ。私には創立当初からご一緒しているメンバーがいるのですが、ある時ふいに「上手くなったね」と声をかけられたんです。ほかにも、舞台のあとロビーにいると、見ず知らずの方が「すごく良かったです」と言ってくださったり。こうした言葉を聞くと、本当にやってて良かったと思いますし、舞台に立ち続けるモチベーションにもなりますよね。
たごっち:私はまだまだ舞台に立つと緊張してしまって、小鹿のように足が震えますけれど…(苦笑)。メンバー全員で作り上げた舞台であり、支えてくれる仲間がいてくれるので、とても心強く思っています。
ミュージカルサークルに参加してみて良かったこと・これから参加する方へのメッセージをお願いします。
しょーこ:私はミュージカルの経験なんて全然なかったのですが…(苦笑)。そんな私にも、一人一曲という感じでソロパートを割り当ててくださるのが、浦安ミュージカルならではの嬉しいポイントですよね。初心者の方はもちろん、ここから更に上を目指そうという方も、ぜひ経験してみるといいんじゃないかな?と思います。
つね:そうですよね。経験や年齢、上手い下手も関係なく、まずは「やりたい!」と手を上げてみること。僕もそこからスタートしましたから。ボイストレーナーの方に「舞台は人を変える」と言われていましたが、本当にその通り。一度ステージを経験したらもうやみつきです! 今ではボーカルレッスンに加え、もう一つの楽しみができたという感じです(笑)。
みゆちゃん:今まで演技の勉強はしていましたが、歌やミュージカルというのは、畑違いの部分がありました。でも、とっても楽しく・優しく・かつストイックなメンバーたちのおかげで(笑)、「私でもできた」という感じですね。
つね:そう。みんな、ミュージカルに対しては、かなりストイックですよね(笑)。練習終わりにご飯を食べに行っても、レッスンでの反省点を真剣に話しあったりして。音がズレたり、フリが違ったりとか、その日出来なかったポイントも次回までにしっかりクリアしているし。メンバー一人ひとりの前向きな姿勢には、本当にビックリしますよ。みんなしっかり自主練習をしているんです!
たごっち:メンバー揃って練習できる回数も限られていますからね。私はみんなに追いつきたい!という気持ちで、お風呂の中で歌の練習をしたりしています(笑)。学生時代と違って、こんなに熱くなれる事ってないじゃないですか。だから今、浦安ミュージカルに参加して本当に良かったな、と思っています。
ようこちゃん:ヤル気さえあれば技術はいらない…。それが、浦安ミュージカルのスタンスではないでしょうか。照明や音響にもこだわった一流の舞台で、誰もがピンマイクをつけて歌わせてもらえるなんて! そんな場所、どこを探しても無いと思います。レッスン料はリーズナブルですし、膨大な数のチケットノルマもありません。何も不安を感じることなくミュージカルを楽しめる条件は揃っていますから、ぜひ一度私たちの雰囲気を見て・感じていただきたいですね。
浦安ミュージカルでこれからチャレンジしたいことは?
たごっち:これまでさまざまな経験をさせていただいたわけですが…、これからもっともっと勉強をして、いろいろな役に挑戦していきたいと思います!
ようこちゃん:私にはプロを目指したいという気持ちが強くあって、今後はさらにステップアップして行きたいと思っています。ステージを観てくださるお客様に向かって「さぁ、どうぞ観てください!」と胸を張って言えるように。メンバーそれぞれが今まで以上に練習を重ねて完成度を上げ、お客様に感動を与えられるようなステージを作り上げたいです。
しょーこ:ようこちゃんみたいにプロを目指すメンバーもいるわけですが、浦安ミュージカルの裾野は広くして、新しい方にも入っていただきやすいサークルでいたいな、と思いますね。メンバーたちがもつ今の雰囲気はそのままに、私たちのステージを「人に観せられるモノ」にしていきたいです。
みゆちゃん:技能面やスタッフさんなど、リーズナブルなレッスン料でこれほど環境が整っているサークルも珍しいのではないでしょうか。回数を重ねるごとに確実に舞台のクオリティが高くなっていますし、何より「魅せるミュージカル」になったと思います。舞台を輝かせるのは、メンバーのヤル気次第。これからまた新しい方を迎えて、みんなでもっとステキな舞台を作っていきたいです!
つね:僕は劇場とかでミュージカルを観るたびに、この役・この場面をやってみたいなと思うことがありますね。でも、いざ自分が舞台に立ってみると、頭の中で思い描いた通りには出来ないもの。本番前日にボイストレーナーの方からいただいたアドバイスなんて、すべて飛んでしまいました(苦笑)。だから今後はプロの「見よう見まね」だけではなく、本番で力が出せるように基礎からきちんと勉強したいなと思っています。そして、こんな僕の気持ちをサポートしてくれる浦安ミュージカルには、本当に感謝です。ありがとうございます!