ミュージカルコラム

コラムTOPに戻る

【友達はいいもんだ(ミュージカル曲)を上手く歌いたい!】ユタと不思議な仲間たち 歌い方・歌唱法・ミュージカル曲解説

【曲目】友達はいいもんだ

【演目】ユタと不思議な仲間たち


【演目について】

『ユタと不思議な仲間たち』は、岩手・南部出身の作家、三浦哲郎による同タイトルの小説を原作に、

劇団四季により 1977 年に初演された日本オリジナルミュージカルの代表作品の一つ。

2011年には東日本大震災で被災した各地を巡演するなど、復興支援として児童招待公演が行われた。

「生命の尊さ」と「生きることの素晴らしさ」をテーマに、三木たかし作曲による演歌や民謡の要素を盛り込んだ叙情的で親しみやすい名曲の数々、そして出演者が語るあたたかく、柔らかい響きをもった南部弁の台詞は、日本語が持つ美しさを感じさせる。

東京から東北の田舎に引っ越してきた転校生・ユタが、村の子どもたちから壮絶ないじめにあうも、村に伝わる座敷わらしたちと出会い、友だちになったことで次第にたくましくなり、心身ともに成長していく物語。

 


【曲目について】

「友達はいいもんだ」は1幕ラスト、生きたくても生きられなかった子供たちの精霊である座敷わらしたちによって歌われる。

満月の晩に座敷わらしたちと出会えたユタは、色々な話をする中で彼らの悲しい話を知っていく。飢餓や間引きによって、 この世で生きることが叶わなかった、悲しい運命を背負ってい た、座敷わらしたち。

弱音ばかり漏らすユタを、彼らは叱咤しつつも、 生きることの素晴らしさを説く。そこで、座敷わらしたちは「みんなは一人のために。一人はみんなのために♪」と、ユタはもう一人ぼっちではない、仲間なんだ、と励ますように歌う。


【歌唱のポイント】
最初は優しく語り掛けるように、後半に向かって音楽と一緒に盛り上げて歌いましょう。
単語一つ一つのニュアンスに気をつけると語りやすくなるでしょう。全体を通して、フレーズの最後を伸ばしすぎず、

次の言葉の為のブレスをしっかりと取りましょう。

 


【関連するYOUTUBE動画】

この記事をシェア!

PAGETOP