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Welcome to the Rockの歌い方・意味|カム・フロム・アウェイ|モア東京ボーカル教室

ようこそロックへ(Welcome to the Rock)|ミュージカル『カム・フロム・アウェイ』

 

ミュージカル『カム・フロム・アウェイ』のオープニングを飾る「ようこそロックへ(Welcome to the Rock)」は、島の日常とテロ当日の様子を交互に語る、独特の構成を持つナンバーです。感情ではなく「語り」として歌うこの曲を、どう表現するか。曲の背景と歌唱のポイントを、プロのミュージカル俳優が解説します。

🎭 このページでわかること

▶ ミュージカル『カム・フロム・アウェイ』の実話に基づく背景

▶ 「ようこそロックへ」の独特な構成と『The Rock』の意味

▶ 「語り」として歌う八分音符の乗せ方


ミュージカル『カム・フロム・アウェイ』とは

 

この作品は、2001年9月11日に起こった同時多発テロの裏で、カナダにある小さな町・ニューファンドランドで起きた実話を基にしています。二度と起きてはいけない事件だからこそ、舞台を通して当時起こっていたことを知ってほしい——そんな願いも込められて制作されたミュージカルです。

 

あの日、テロ事件の影響で北米の空域が閉鎖され、アメリカ国内に入る予定だった38機の飛行機と7,000人の乗客・乗員は、ニューファンドランドにある「ガンダー国際空港」に強制着陸しました。人口わずか10,000人の小さな町に、人口の約2倍もの人々が足止めをくらい、ガンダーの住人は路頭に迷う乗客たちに衣食住を提供するなど、温かく迎え入れます。

 

はじめは人種・国・宗教の違いなどで衝突も起こりますが、やがてその緊張感は信頼へと変わり、島民への感謝の気持ちが永遠の友情へと育っていく様子が、音楽と共にスピーディーに語られる5日間の物語です。

🎤 12人で100人近くを演じるアンサンブルミュージカル

本作は、12人の出演者のみで100人近くの役を演じるアンサンブルミュージカルの構成です。衣装替えはほとんどなく、小道具・ナレーション・演技・アクセントの使い分けで登場人物を次々に演じ分け、絶え間なく役が入れ替わります。

トライアウトを経て2017年にブロードウェイで開幕。その後各国で上演され、トニー賞、ローレンス・オリヴィエ賞、ニューヨーク・タイムズ紙の批評家賞をはじめ、数々の演劇賞を受賞しています。


「ようこそロックへ」はどんな曲?

 

この作品のオープニングナンバーで、「ニューファンドランド島の日常」と「テロが起こった時の島民の様子」がフレーズごとに交互に語られます。語り手として歌う島民がテンポよく入れ替わり、セリフを織り交ぜながら観客に伝える構成です。

 

島にある「ガンダー国際空港」は、かつては世界最大級だったこと。空港に隣接するガンダーは全住民が知り合いなほど小さい町だということ。あの日の朝はいつものように子供を学校に送り届けたこと——島の背景や住人の日常がどんどん明かされ、観客がキャラクターに親近感を持ったところで、大海原に突き出た木々と岩ばかりの地形から『The Rock』と呼ばれるニューファンドランド島の住人たちから「Welcome to the Rock」と歓迎される演出となっています。

🎻 ケルト音楽が彩る楽曲

本作品では、カナダに伝承されてきたケルト民謡、英国諸島色の濃いフォークロックなどで楽曲が制作されています。劇中には、バウロンやフィドルといったケルト音楽で用いられる楽器も登場します。


「ようこそロックへ」の歌い方・ポイント

 

この楽曲はガンダーの住民に扮した12人の出演者が交互に歌うナンバーで、感情的に歌うというより、ニューファンドランド島やテロ当日について説明する「語り」の役割を担っています。

🎤 歌唱の3つのポイント

八分音符に歌詞をはめる:全体を通して「語り」に相当する部分は、同じ高さの音かつ八分音符が連続的に続いているフレーズが多いため、八分音符にしっかりと歌詞をはめることを意識しましょう。公演では出演者全員が拍に合わせて足でリズムをとる演出になっているので、練習する際も足でリズムをとると曲を掴みやすいです。

サビは一音一音を力強く:「そう!我らこの島の民」のフレーズを繰り返し歌う部分では、『The Rock』と呼ばれる岩ばかりの地形のように、逞しく生きてきた島民を表現するため、一音一音を力強く歌うと良いでしょう。

テロ報道後は雰囲気を一変させる:テロの報道を聞いたシーンから、打楽器のバウロンが中心だった伴奏はピアノの旋律へと変化し、曲の雰囲気がガラリと変わります。島全体に一気に緊張感が走った様子や、逞しい島民の繊細な部分を見せるように意識しましょう。

🎭 ユニゾンが意味するもの

テロ報道のシーンからはソロのパートは無くなり、ユニゾンで歌う演出となります。この演出によって、それぞれの日常を過ごしていた島民たちが、テロを知って力を合わせる様子が表現されています。

こうした演出の意図を理解した上での歌唱表現は、独学では難しい部分でもあります。モアのミュージカルレッスンでは、元劇団四季・東宝出演の講師が、曲の背景理解から「役として歌う」表現まで丁寧にサポートします。


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この曲を歌ってみたい方へ|モア東京ボーカル教室

モア東京ボーカル教室は、プロのミュージカル俳優が指導する、ミュージカルに強いボーカルスクールです。「ようこそロックへ」のような「語り」とリズムが重要な曲も、作品背景の理解から発声・リズム・表現まで、マンツーマンで丁寧に指導します。浦安・津田沼・葛西・錦糸町の4校とオンラインで、東京・千葉エリアから通えます。

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タグ

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この記事を書いた人

モアミュージカル講師陣~MOAが誇るミュージカル俳優たちがタッグを組み、ミュージカル曲解説を制作~

講師

モアミュージカル講師陣~MOAが誇るミュージカル俳優たちがタッグを組み、ミュージカル曲解説を制作~

【経歴】
元劇団四季やミュージカル俳優などミュージカルに精通したメンバーで構成。共通していることは、全員「レ・ミゼラブル」出演経験があること。
これまでの舞台経験を活かし、商業ミュージカルを含めた歌唱指導を行っている。
【出演経験】
「レ・ミゼラブル」「Miss Saigon」「デスノート」「ピーターパン」「Into The Woods」「太平洋序曲」「ライオンキング」他多数

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