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【ミュージカル曲コラム】コーラスライン「愛した日々に悔いはない」歌い方・歌 上達 歌唱法

 

 

[曲名]  愛した日々に悔いはない/What I did for love

[演目]  コーラスライン/A Chorus line

 

[演目について]
ショービジネスの街、ブロードウェイで、舞台にすべてをかける若者たちの姿を描いたミュージカル。「コーラスライン」とは、稽古で舞台上に引かれるラインのこと。コーラスつまり役名のないキャスト達が、ダンス等でこれより前に出ないようにと引かれる。メインキャストとコーラスを隔てる象徴ともなっている線のこと。


[曲について]
舞台版と映画版では、「愛した日々に悔いはない」の扱いが異なり、舞台版はその場にいるダンサーたち全員が「この日々が報われなくても悔いはない」と歌うのに対し、映画版ではキャシーが元恋人のザックとの思い出を歌う場面で使われています。


[歌唱のポイント・アプローチ]
始めは言葉のニュアンスを大切に歌詞を語るように歌い始め、後半の盛り上がりにむかって気持ちもボリュームも盛り上げて行けると良いでしょう。サビの歌いはじめ「♪ああこの愛を」のロングトーンは、声を押さえつけた感じで歌うと情感が乗りづらいです。他にもロングトーンが多く出てくるので、口の中の空間を十分にキープして息を流す様に注意してください。

 

本コラムは、初めてミュージカル曲を歌ってみたい
という方のためのミュージカル曲解説となります。

この記事を書いた人

港 幸樹

講師

港 幸樹(みなと こうき)

【経歴】
北海道教育大学(指揮・ソルフェージュ専攻)卒業
2000~2004年の5年間 劇団四季/2006年よりM&Sカンパニー/2013年よりスーパーエキセントリックシアター映画放送部に所属
【出演経験】
ミュージカル:「オペラ座の怪人」「ライオンキング」「レ・ミゼラブル」「ミス・サイゴン」「ルドルフ~ザ・ラスト・キス」「マイフェアレディ」「モーツァルト!」「オリバー!」「エリザベート」「ローマの休日」「ラブ・ネバー・ダイ」他

 

現役ミュージカル俳優でもあり、第一線で活躍する俳優への歌唱指導や舞台でのボーカルコーチを行っている。深い音楽の知識をベースに、ミュージカル曲解説を行っていただきました。

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