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【ひそかな夢 evermore(ミュージカル曲)を上手く歌いたい!】美女と野獣 実写版 歌い方・歌 上達 歌唱法

[曲名] ひそかな夢 evermore

[演目] 美女と野獣 実写版
[演目について]
1991年に公開された、ディズニー長編アニメ映画「美女と野獣」は、アカデミー作曲賞と歌由賞を受賞。その3年後には舞台化もされ、プロードウェイ史上9番目のロングラン
記録を持つ、まさに歴史に残る作品であり、日本では劇団四季が1995年より、定期的に上演を続けています。

今回の実写映画化にあたって、作曲のアラン・メンケンは、舞台版の曲はあえて使わず、映画のために新曲4曲を書き下ろしましたが、″ひそかな夢″は、その中の1曲。

 
[曲について]
最初は、城に迷いこんだ父の身代わりとしてベルを捕らえていた野獣でしたが、共に暮らしていく中で、思いやりの大切さ、真実の愛を知る事に。
そんな中、父の元に戻りたいというベルの願いを受け入れ、ベルを城から解放する野獣でしたが、自分の決断に後悔はなく、ただ彼女の幸せを願う野獣の心には、ベルの笑顔が今でも残っているのでした。城に残された野獣が、叶わぬ望みとはわかっていながら、それでも彼女が戻ってきてくれる事をひそかに夢見る、切ない想いを歌った心動かされるナンバー。

 

 

 

[歌唱のポイント・アプローチ]
一番のポイントとなるのは、「フレーズ(メロディの一説の事)」

とにかく、この「ひそかな夢」はメロディがきれいで、時にはロマンティックに、時にはセンチメンタルに、そして時にはドラマティックに、全体を彩っています。

フレーズ表現の重要ポイントは″最初と最後″

特に、フレーズの終わりは支えが抜けてしまいがちですので、最後まで気を抜かずにフレーズを毎回歌い切る意識が重要です。

曲の構成はAメロ、Bメロ{サビ)のシンプルな構成で、それが2回歌われる形。
●Aメロ→音量は弱め。状況をイメージし、自分自身に語りかけるように歌ってみましょう。
●Bメロ→自分の想いを言葉に乗せて丁寧に歌いましょう。音量は気持ちの盛り上がりに合わせて大きくしていきましょう。
フレーズ表現は音楽の基本でもあるので、この曲を練習する事で、フレーズ感を身につける事ができれば、メロディラインがきれいな曲は、もうばつちりです!
Let’s singing!

 
【注意】
本コラムは、初めてミュージカル曲を歌ってみたい
という方のためのミュージカル曲解説となります。

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