工藤 亜紀(くどう あき) 講師
ブロードウェイ、ウエストエンド、メトロポリタンオペラなど全世界500以上のカンパニーで学ばれている身体構造を科学的に検証したメソッド、Estill Master Trainer 日本国内3人目の認定保有者。メジャーデビュー経験者でありながら、どなたにも効果を実感しやすいレッスンができる。
これまでの指導歴 | 指導年数は20年以上のキャリア 2000人以上の指導経験を持ち、ボイストレーナーの育成にも力を注ぐ 音楽専門学校、音楽大学での指導 メジャーアーティストや女優、タレント、アイドル、ものまねタレントを指導 アーティストのレコーディングボーカルディレクターとしても活動 GID向けの「パスボイス」を化学的根拠に基づくボイストレーニングとして医学会にて発表 現在は横浜の音楽専門学校で指導、自身のスタジオではプロのアーティストやデビューを目指している人を対象にレッスンを行っている |
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主な出演 | 東芝EMIより自身の作品をリリース 篠原信彦:テレビ朝日「世界の街道を行く」サウンドトラック 高円寺百景:NIVRAYM-Remix、高円寺百景 LIVE at KOENJI HIGH (DVD)、Festival Rock in Opposition (France)などヨーロッパ5カ国でツアーを行う。 Ra;IN (X-JAPANのPATA率いるバンド): Before the Siren SOFTPUNK:桜レゲエ、渚レゲエ 半野善弘:Angelus、ドラマ「永遠の仔」サウンドトラック、Lio(Live) アニメ:ヴァンドレット2、新・気まぐれオレンジロード、NHK ヤンボウ・ニンボウ・トンボウ ジョー山中、大口ひろし、アランメリル、DJクラッシュ、DJ KENSEI、Bajun TOBETA、and more... テレビ朝日「私の幸せ時間」テーマ曲歌唱 BS朝日「トップの源流」で歌唱 |
講師 経歴 | 武蔵野音楽大学声楽科卒業 在学中よりスタジオミュージシャン、ボーカルディレクターとして活動 タワーレコード100円カセットシリーズでインディーズチャート1位を獲得 東芝EMIよりメジャーデビュー 数々のアーティストと共演 ボーカルディレクターとしても数々のアーティストの作品を手がける 世界500を超えるカンパニーや多くの歌手が学ぶ科学的ボイストレーニングメソッドの日本人3人目となる公式認定講師資格を持つ |
工藤 亜紀 講師のインタビュー
音楽をはじめたきっかけ
「音楽のある生活から大学へ」
私は、両親ともに音楽好きの家庭で育ちました。父がバンド活動をしていたこともあって、家の中にはいろいろな楽器が転がっていましたね。「これを叩いたらどんな音が出るんだろう?」「どうしたら違う音が出るかな?」とオモチャ代わりにして遊んでいた記憶があります。幼稚園の頃からピアノを習い始めて、中学時代はブラスバンド部でフルートを演奏していました。転機になったのは、音大の受験を控えた高校3年生の10月のこと。ピアノの練習の息抜きにと先生の前で歌声を披露すると、「すぐにピアノをやめて、歌にしなさい!」と言われて。急きょ志望大学を変更して、声楽科に合格したんです。
「ちょっぴり浮いた?大学時代」
大学に入学すると、1年生の頃から他大学のサークルとバンドを結成。ソウルやジャズなどを歌ううちに、だんだんクラシックへの興味を失って行き…学校の実技試験でガーシュウィンの『サマータイム』を歌ったりして、まわりから浮いた存在だったような気がします。4年生になると、スタジオミュージシャンの仕事をスタート。私のなかで、プロミュージシャンの道に進むことが明確になりました。とは言っても、コーラスをしたりアニメソングを歌う仕事だけでは、なかなか食べて行かれなかったんですよね。そんな時、ご縁があって「専門学校の講師に」と声をかけていただいて、歳の変わらない生徒さんたちを指導することになったんです。大学時代に教職免許を取っておいて本当に良かったな、と思いましたね。音楽を人に教えるという仕事には、もう随分長く携わっているわけです。
「三足のわらじ生活からメジャーデビュー!」
スタジオミュージシャンと専門学校の講師。2つの仕事に加えて、アイドルに歌唱指導をしたり、歌を録音する「ヴォーカルディレクター」の仕事を始めることになりました。そして、とあるバーで歌っているときにプロデューサーの方の目にとまり、26歳でメジャーデビューを果たすことになったんです。その頃の私がやっていた音楽は、とても前衛的なもの。今でこそ「アンビエント・テクノ」といったカテゴリーに入ると思うのですが、当時の音楽雑誌には「?」と掲載されてしまったほど。レコーディングをして、ラジオで宣伝をして。アルバム1枚とマキシシングルを4枚ほどリリースしたと記憶しています。メジャーから退いた今でもミュージシャン同士のつながりは残っていて、X JAPANのPATAさんが率いるバンドでタイトル曲を歌わせていただいたり。『高円寺百景』という超絶プログレバンドでヨーロッパ5ヵ国を回ったり。つい数年前までは自由気ままに、そんなことをして過ごしていましたね。
講師として重要視しているところ
「教える」ということは、人と人とのつながり。とくに技術だけでは成り立たないのが音楽ではないでしょうか。ですから、1レッスンの限られた時間のなかで、出来る限り生徒さんとの信頼関係を築きたいと思っています。何より大切なのは、生徒さん自身が「どうなりたいか?」。手が届く目標を設定しサポートすることで、それをクリアできたときの喜びや楽しみを感じていただきたいと思います。
校長からの一言
メジャーデビュー経験もありながら、プロミュージシャンへの指導経験も多数のベテラントレーナー。科学的なボイストレーニングの研究を重ね、常に知識のアップデートを怠らないプロ意識の高い方です。ビギナーからプロ志望者まで、また、ポピュラーソングからマニアックなボイスまで、広く対応できるのが工藤トレーナーの特長です。