生徒の声

いまだに伸びしろを感じられるレッスンだからこそ続けられています。

60代 男性生徒

在籍年数:約5年(2023年7月取材 時点)

ベーシックレッスンを受講中

~「いまだに自分なりに満足していない。伸びしろを感じられるレッスンだからこそ続けられています」~


■どのような経緯でモアにいらっしゃいましたか?

◎入会前、当時、還暦同窓会というのを2019年にやる予定であったため「バンド演奏で歌を歌おう」ということでバンド練習会をしていました。ある程度できたので皆の前で歌おうじゃないか、と言って一度演奏したんです。2019年の7月にライブを。うちの家内に来てもらいまして、その演奏映像を見る限り、声出てねえな俺、って。うちの家内にどうだった?って聞きましたら「習えば?」っていうところで、それもいいなと感じ。3ヶ月くらいちょっと習ってみようかと体験レッスンに申し込みました。

体験に申込みつつ、自分の中では、「自分の声が締まってしまうのが分かり」もう聞いてるほうも聞けなかったと思います。

 

■当時のバンドメンバーは、還暦の同級生ですか?

◎そうです。同じ年の仲間たちで歌っていました。主にビートルズのカバー。その中の一つの「Get Back」という曲をやったときに、もう声が・・・、出ない。

当時は、ギター2人でピアノも2名、ドラム、ベース、計6人で楽しんでいました。ちなみに、私はギターボーカル。

 

■なるほど。今はそのバンドは続いているんでしょうか?

◎その後、そのバンドメンバーから抜けて、新たにバンドを作っています。現在は、月一くらいのペースでバンド練習しています。それは、中学校のときの同級生が中心になって、彼の同じ高校出身のメンバーを連れてきて、さらにその娘さん連れてきて、面白いつながりで楽しんでいます。

 

■実際に習い始めて、ご自身で変わってきたこと、周りから言われることはありますか?

◎まず体験レッスンをやってみて、それだけでわかったんです。先生から言われたことで、「ここから上で声出ているよ」。で、「ああ!」みたいな。「体全体で歌うんだよ」ってところで、歌を歌い始めて、体験レッスンで手応えを感じました。

■素晴らしいですね。

◎先生の言っていることよくわかるため。いつも「ああ、なるほど」。人に聞いてもらうことの大切さ。しっかり指摘されること「こうしたほうがいいよ」っていうことができたときに、自分の感覚と「できたかもしれない」って思った時に、先生に「できてる」って言われたときの手応えがたいへんうれしく感じるのです。

 

■その手応えは歌う響き、全てということですよね?

◎響きと、あと最初の頃はキーが低かったです。

■音域が狭かった?

◎音域がほんとうに狭かったと思います。例えば「Get Back」の原曲キーはAだけど、Aが出なくてGで練習していました。最後に先生がAにあげてくれたら歌えたんです。たったの3ヶ月間でそれができたんです。それでもっと続けよう、ってモチベーションになりました。

 

■現代のプロミュージシャンの方も自分のキーに変えるくらいですから、モアの講師は、キーをその人にあわせて調整していると思います。原キーが全てではないというか。生徒さんが一番よく見える、一番響くところで練習すると聞いています。

◎たしかに先生も変えてくれて。それでやり始めて、こっちの曲もやってみようか、ってやって、キーを戻してくれたりとか。色々なことやってくれるため大変やりがいがあります。

あとは、歌以外の話も、雑談も。それがまた楽しくて。

 

■ちなみに奥様から歌声とか、何か言われています?

◎鼻歌でちょろっと歌ったりすると「うまくなったね」と言われます。音程とるのもやっぱりうまくなったと思います。

 

■これまで練習してきた「Get Back」以外で印象的な曲はございますか?

◎一番たいへんで一番印象に残っているのは、ビリー・ジョエルの「Piano Man」ですね。ビリー・ジョエルはやっぱり一番記憶に・・・。難易度がほんとうに高くて。かなり収穫というか、一番印象に残っています。

 

■最近はどんな曲を練習されているんですか?

◎最近は、藤井風の「帰ろう」をやっています。

■藤井さん、いいですね。年代がかけ離れているんだけど、それがいいですね。「それが歌えるんだ」、みたいな。

◎それはもう先生の指導の良さっていうのかな。「モノマネじゃないんだから。色気というものがあるんだから」ということを言われると「なるほどね」と。

 

■5年近く習ってこられている理由というか、どんなところが続けられる秘訣になっていますか?

◎そうですね、一番はやっぱりいくらやってもうまくなれてない。

■なれてない?

◎なれてない。先生に習うとうまくいく。次の週に発声練習やると「声出てない」って言われて。元に戻っている。音程がとれてなかったりとか。伸びているんでしょうけど、なんかまだまだだぞ、というところが続けられている理由ですね。自分なりには満足していない。

■いい意味での満足感がないってことですね。

◎そうですね。かっこよく言うと伸びしろがあるはずだと。

 

■ある意味、講師が次への課題を常に提示している、ということですよね。

◎そういうことです。最初はそんなこと言わなかったんですけどね。説明も分かりやすいですし、抽象的なようでしっくりくる。

 

■モアの体験には色々な方がいらっしゃるのですが、総じて50代、60代、70代の方もいらっしゃるんですが、「私の年代でもいいんですか?」というトーンでいらっしゃる方も多いんですね。昔バンドやっていて、今やり直したいです、とか。そういった方々にどんなところがお勧めとか、そんな気にしなくていいんだよ、とかそんな感じだと思うんです。

◎もうちょっとできるようにしたいのであれば何が必要なのか。それを習いにいけばいいじゃない。っていうのが私の考え方です。それがモアでぴったり合って。まだいける、まだいけるんだろうな、って自分なりに思います。限界を感じている人、自分なりに。もうできないだろうな、年齢的に難しいだろうな、っていう人って大半は・・・な気はするんです。でもそんなことはない。それは自分次第って僕は思う。先生次第じゃなくて自分次第。先生が最初に言っていたのが、「70代の人を教えているけど、彼女のキーが5度くらい上がった」と。5度も上がるんだ、と。私も、実際に最低でも2度は上がりました。まだ課題も自分なりに持っています。

将来、ポール・マッカートニーのミックスボイスが出せたらすごいな。

 

■ポール・マッカートニーは、どの曲でいきたいんでしょうか?

◎「Let It Be」もそうですけど、高いキーをすんなりピュッと出す。フレディもそうですけど。ああいうふうな高いキーを出せるといいよな、と思っています。

 

■これからがさらに、楽しみですね。

ありがとうございます。

 

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