バンドボーカルとして「基礎を学ぶ」という選択
<受講歴>
女性 30代 受講歴12年 (2026年3月取材)
バンド活動をきっかけに、ボイストレーニングのレッスンを検討
今回お話を伺ったのは、モア東京ボーカル教室に約12年在籍している生徒。現在はバンドでボーカル・コーラスを担当しています。もともと音楽経験はカラオケ中心で、バンド活動は友人に誘われてスタートしました。
コピー楽曲を演奏する中で、メインボーカルとコーラスを複数人で分担するスタイルのバンドに所属。楽曲によって編成や役割が変わる、柔軟なスタイルで活動されています。
一方で、バンドを続ける中で「発声の基礎が分からない」という課題を感じ、ボーカルスクールを検討するようになりました。当初はスクール選びに迷い、探してはやめることを繰り返していたそうですが、「どうせ習うなら好きなジャンルで」と考え、ミュージカルコースがあったことが入会の決め手となったそうです。
レッスンに求めたもの
~コーラスと発声の基礎~
バンドでは、メロディよりもコーラスの完成度が重視される楽曲が多く、「いかに美しくハーモニーを作れるか」が大きなテーマでした。
しかし、当時は
・高音の発声が安定しない
・体の使い方(呼吸)が分からない
・コーラスの作り方が分からない
といった課題を抱えていました。そのため、単に「バンドボーカルとしてうまく歌う」というよりも、発声や体の使い方など、基礎を理解することを目的にレッスンを受けていたといいます。
レッスンの成果
~「できていると思っていたこと」が変わった~
レッスンを通して最も大きかった変化・・・
「自分では「うまく歌えている」と思っていた部分が、実際にはそうではなかったと気づけたこと」
特に印象的だったのは、「自分の感覚」と「他人からの聴こえ方」の違い。
・得意だと思っていた音域が、実際には安定していなかった
・原曲のイメージに引っ張られ、無理な発声になっていた
・音に対する準備やアプローチが不足していた
こうした点を具体的に指摘されることで、「どうすれば良いか」が初めて理解できたといいます。
発声では、長年課題だった複式呼吸についても、
・理屈ではなく「体感」として理解できた
・ライブ直前に実際のパフォーマンスで成功体験を得た
という実感があり、入会当初の目標の一つがようやく達成されたと話しています。
バンド活動への変化
レッスンで得た内容をバンドに持ち帰ることで、
・響きの方向を意識した歌い分けができるようになった
・コーラスのまとまりが良くなった
・無理な発声が減り、本番で安定したパフォーマンスができた
といった変化が生まれました。
実際にバンドメンバーからも、「前よりバンドサウンドに合うようになった」といった反応があったとのことです。
これからの課題
一方で、今後の課題として挙げているのは、
・コンディションに左右されず安定して声を出すこと
・オリジナルの歌い方から抜け出すこと
・自分自身の歌い方を確立すること
特に「原曲の真似から抜けられない」という点は、コピー中心の活動だからこそ生まれる悩みでもあり、今後取り組んでいきたいテーマだと語ります。
これから体験・入会を考えている方へ
最後に、これからボーカルスクールを検討している方へのメッセージとして、「発声を学んできた人に、自分の歌を聴いてもらう経験はとても大きい」と話します。
友人同士で歌う楽しさとは別に、
・発声という視点で評価されること
・自分の歌の“客観的な状態”を知ること
・思い込みに気づけること
こうした経験は、独学では得にくいものです。特に、「自分が良いと思っている歌が、本当に良いとは限らない」という気づきが、レッスンの価値だったと振り返ります。
12年という長い在籍の中で、一つひとつの課題に向き合いながら積み上げてきた経験は、これから学び始める方にとっても、大変参考になるインタビューになりました。
