音楽&歌に役立つコラム

コラムTOPに戻る

ボイトレ中級者の方へ(ボイストレーニング経験者がすべきこととは?)

わたくしモアでは、通い始めて数年、5年,10年,20年と長くレッスンを受講されている生徒様が多いのが特長です。その在籍生徒様からのアンケートから見えてくる言葉をご紹介させてください。

 


―「歌えている」から「伝わる」へ―

 

音程は取れる。
高音も以前より出るようになった。
発声の基礎も一通り理解している。

 

それでも、
「何かが足りない」
「上達が止まった気がする」
そんな感覚を覚え始めていませんか?

それは、次のステージに進むサインです。


中級者がぶつかる「見えない壁」

 

中級者になると、多くの方がこんな悩みを抱えます。

  • 技術的には歌えているのに、感動させきれない
  • 曲によって調子のムラが出る
  • 表現しようとすると、逆に力んでしまう
  • 正解が分からず、練習が自己流になりがち

この段階で必要なのは、
「もっと頑張ること」ではなく「精度を上げること」です。

 


発声は「できる」から「安定して使える」へ

 

中級者にとって重要なのは再現性。

  • 調子が良い日だけ出る声
  • 特定の曲だけ通用する発声

ではなく、
どんな日・どんな曲でも使える発声を身につけること。

 

そのために必要なのが

  • 身体の使い方の再確認
  • 無意識に入っている力みの除去
  • 地声・裏声・ミックスの精密なコントロール

「分かっているつもり」を一度解体し、
自分の癖を正確に知ることが、次の成長に繋がります。

 


表現力は「感情」より「設計」

 

中級者になると、「感情を込めよう」としすぎて
声やフォームが崩れてしまうことがあります。

実は、伝わる歌ほど

  • フレーズの方向性
  • 音色の選択
  • 強弱・言葉の置き方

冷静に設計されています。

 

感情は「乗せるもの」であって、「押し出すもの」ではありません。技術と表現が噛み合ったとき、歌は一段階深くなります。

 


「できない曲」は、伸び代の宝庫

 

中級者にとって大切なのは、「歌いやすい曲」だけを選ばないこと。

  • 苦手な音域
  • 表現が難しいジャンル
  • 自分には合わないと思っていた曲

これらに取り組むことで、これまで使ってこなかった声・表現が開きます。

 

実際に
「無理だと思っていた曲が歌えるようになった」
「今までにない表現が出せた」
という経験をする方は少なくありません。


■ 経験者だからこそ、客観的な視点を

 

この段階になると、自分で考えられることが増える一方で、自分では気づけない癖も増えていきます。

  • どこが本当の課題なのか
  • 何を優先すべきなのか
  • 今の練習が合っているのか

第三者の耳と視点を取り入れることで、遠回りせず、より確実に前へ進めます。


 

この記事をシェア!

PAGETOP