【ミュージカル曲コラム】ジキル&ハイド「あんな人が」歌い方
[曲名] あんな人が/ Someone like you
[演目] ジキル&ハイド/Jekyll & Hyde
[演目について]
イギリスの作家ロバート・ルイス・スティーブンソンの小説「ジキル博士とハイド氏」をもとにしたブロードウェイミュージカルで、作曲のフランク・ワイルドホーンを一躍スターダムに押し上げた作品。
[曲について]
今までレディとして扱われた経験が無い娼婦ルーシーが、ジキル博士によって、初めて一人の価値ある女性として正しく扱われた喜びを歌っています。
[歌唱のポイント・アプローチ]
同じメロディラインが転調も含め3回繰り返されるので、段階をつけて盛り上がっていけるよう歌いましょう。
例えば、サビの部分「♪もしあんな人に」の入り方ですが
1回目→仕切り直すようにブレイクを入れて。
2回目→ブレイクは入れず、前の音をギリギリまで伸ばして直前でクイックブレスで。
3回目→「も〜し〜」と言葉をたっぷり目に歌って、音楽のエネルギーをためてみる。
以上のように、少しの工夫でも、曲の雰囲気は大きく変わって聞こえるので、色々トライしてみて下さい。
本コラムは、初めてミュージカル曲を歌ってみたい
という方のためのミュージカル曲解説となります。