【Lady Marmalade/レディ・マーマレード(ミュージカル曲)を上手く歌いたい!】MOOLIN ROUGE!/ムーラン・ルージュ! 歌い方・歌 上達 歌唱法
【曲名】Lady Marmalade(レディ・マーマレード)
【演目】MOOLIN ROUGE!(ムーラン・ルージュ!)
【演目について】
2001年に公開された同名映画のミュージカル作品。
実際のムーラン・ルージュは仏・パリ市内に実在するキャバレーであり、作品のストーリーは、20世紀初頭のベルエポック期にムーラン・ルージュに集う人々を描いている。
主人公・作曲家クリスチャンと、キャバレーのスター女優・サティーンの恋物語を中心に、既存のヒット曲(エルトンジョンやビートルズなど)と作品のオリジナル曲を織り交ぜながら進行する。
脚本はジョン・ローガン、音楽プロデューサーはマット・スティーン。
初演は、米・ボストンのコロニアル劇場で2018年に初演され、その後2019年にブロードウェイで開幕。
日本では2023年に帝国劇場で上演予定。
【曲について】
「Lady Marmalade」は、米・コーラスグループのラベル(Labelle)が1974年に発表した楽曲で、全米シングルチャート1位を獲得している。
本作、劇中でのこの曲は、一幕冒頭のムーラン・ルージュキャバレーの紹介のシーンで歌われており、クリスティーナ・アギレラ、リル・キム、ピンク、マイアのコラボでカバーされている(ラップが加えられたり、「ニューオーリンズ」と歌われている歌詞を「ムーラン・ルージュ」と歌われている)。
もともとのヒット曲としてのメロディの耳馴染みと、ベル・エポック期特有の猥雑さや華美な様相を描いた演出とが相まって、ムーラン・ルージュverでも再びシングルチャート1位を飾った、派手でセクシーなナンバー。
【歌唱のポイント・アプローチ】
歌詞の言葉数が多いので、まずは曲をよく聞いて、細かいリズムを覚えるところから練習をスタートしましょう。特に途中でラップも出てくるので、リズムを理解していないと、この曲を歌うことは難しいです。
リズムが取れたら、次はメロディの練習です。広い音域が必要な曲なので、地声で出せない部分などは裏声に返したとしても、どうカッコよく聞こえるかを研究すると良いです。
最後に、フェイク(即興的にメロディを変えたりすること)が多用されてますが、もともとはソウルやR&Bのコーラスグループの曲なので、そのジャンルの王道な曲を聞いて、カッコよいフェイクのパターンを把握するところから練習を始めましょう。
本コラムは、初めてミュージカル曲を歌ってみたい
という方のためのミュージカル曲解説となります。