【「シャイニングスター」(ミュージカル曲)を上手く歌いたい!】リトルプリンス 歌い方・歌唱法・ミュージカル曲解説
【曲名】「シャイニングスター」
【演目】リトルプリンス
【演目について】
サン=テグジュペリの不朽の名作「星の王子さま」を原作として、1993 年に誕生した音楽座ミュージカル『リトルプリンス』。作家であり飛行士でもあった原作者サン=テグジュペリの人生に発想を得て、別の星から地球にやってきた王子に原作者の夭折した弟フランソワを、王子が故郷の星に残してきたバラの花に、彼の妻コンスエロの姿を重ねて描かれた、出会いと別れの物語。
「ワームホールプロジェクト」という、音楽座ミュージカルの代表を中心とした独自のシステムにより創造され、脚本・演出に複数のバージョンがあり、文化庁芸術祭賞、読売演劇大賞優秀女優賞・優秀スタッフ賞など数々の賞も受賞している人気作品。
【曲目について】
物語のラストで、王子がヘビに噛まれて故郷の星に帰る時に、王子によって歌われる曲。砂漠に不時着した飛行士は、宇宙に浮かぶとある小惑星からきた王子と出会う。王子が暮らしていた小惑星はとても小さく、火山が3つとバオバブの木、1輪の花が咲いているだけ。ある日花と喧嘩をした王子は、惑星を飛び出して旅に出た。いろんな星を巡り地球にたどり着き、不思議なヘビや、大切な友達になったキツネとの出会いを経験したと言う。
飛行士は飛行機の修理を続けながら王子の旅の話を聞いているうちに持っていた飲み水が尽きてしまう。途方に暮れていると、王子が「井戸を探そう」と提案。井戸なんて見つかるはずもないと思いながらも、飛行士は王子と共に探索を始め、本当に井戸を発見する。一緒に水を飲みながら、飛行士は王子から「明日で地球に来て 1 年になる」と教えられ、王子はその場に残り、飛行士は飛行機の修理をするために戻っていった。翌日、奇跡的に飛行機が直り、飛行士は王子に報せに行くと、王子はヘビと話をしていた。「1 年前と星の配置が全く同じ時に、ヘビに噛またら、故郷の星に帰ることができる」と・・・。
物語のラストで、王子がヘビに噛まれて故郷の星に帰る時に、王子によって歌われるナンバー。
【歌唱のポイント・アプローチ】
まずは丁寧に音とリズムを取りましょう。A メロ、B メロ、サビという構成を感じつつ、感情を展開させていくと良いでしょう。そして何よりも、純粋で、まっすぐで、思いやりがあって、好奇心旺盛な「リトルプリンス」のイメージを彷彿とさせる澄んだ音色で、まっすぐに歌って欲しい曲です。