【ミュージカル曲コラム】ウエストサイド物語「トゥナイト」歌い方・歌 上達 歌唱法
[曲名] トゥナイト/Tonight
[演目] ウエストサイド物語/Westside Story
[演目について]
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」に着想し、1950年代後半のニューヨークの社会的背景を織り込みつつ、ポーランド系アメリカ人とプエルトリコ系アメリカ人とのグループ抗争の犠牲となる若い男女の2日間の恋と死を描いた、レナード・バーンスタイン(音楽)、スティーヴン・ソンドハイム(歌詞)によるブロードウェイミュージカル。
[演目について]
「トゥナイト」は、バルコニーシーンで歌われるデュエットバージョンと、5重唱のバージョンがありますが、ここではトニーとマリアのデュエットバージョンを取り上げます。
[歌唱のポイント・アプローチ]
シンプルなメロディラインですが、意外と音域も広く難曲で、クラシックの指揮者でもあるバーンスタインが作曲したということもあり、高度な発声テクニックが求められます。
特にマリアパートは、地声音域から徐々に音域が上がり、後半はファルセット音域と移行して行くので、全体的にミックスボイスで歌える様、もしくは声域移行の部分が滑らかになるよう歌いましょう。トニーパートはそこまでの高音は出てきませんが、気持ちにまかせて地声で張り上げてしまわないよう丁寧な歌唱が必要です。最後の部分は、地声で頑張るのでは無く、ミックスボイスまたは支えが抜けていないファルセットで歌うと良いでしょう
本コラムは、初めてミュージカル曲を歌ってみたい
という方のためのミュージカル曲解説となります。