【ミュージカル曲コラム】パイレート・クイーン「女って」歌い方・歌 上達 歌唱法
[曲名] 女って/Woman
[演目] パイレート・クイーン/The Pirate Queen
[演目について]
「レ・ミゼラブル」や「ミス・サイゴン」のコンビ、クロード=ミシェル・シェーンベルク(作曲)とアラン・ブーブリル(作詞)の作品。
舞台は16世紀。“海の女王”としてアイルランドを率いた実在の女性グレイス・オマリーの壮絶な人生を軸に、同郷の恋人ティアナンとの恋模様やエリザベス1世との拮抗などが、情緒あふれる壮大なメロディに乗せて描かれるスペクタクルミュージカルです。
[曲について]
海賊の娘に生まれたものの、女はおとなしくと言われて育ったが、徐々に反発を感じ、アイルランドの風、海をあやつることを夢見た、主人公グレイスが歌う歌。
[歌唱のポイント・アプローチ]
最初は言葉を語るように歌い始め、サビに向かって気持ちを盛り上げ、後半部分の「自由じゃないと死んだ方がまし」という歌詞が象徴するように、力強く歌っていきましょう。
強めのミックスボイスで歌って欲しいので、ちょうどその部分がチェンジにあたる人には力強さを出すのが難しいと思いますが、母音を鳴らしすぎようとしてしまうと喉にばかり力が入ってしまうので、しっかり腹筋と背筋を使い、子音をたてて歌うと力強い雰囲気が出やすいと思います。
本コラムは、初めてミュージカル曲を歌ってみたい
という方のためのミュージカル曲解説となります。