ミュージカルコラム

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【オペラ座の怪人(ミュージカル曲)を初めて歌いたい方へ】「墓場にて」歌唱法・唄い方

この曲を歌ってみると、いがいに難しく感じませんか?

音域が広く、難易度が高い曲のため、歌唱ポイントを参考にしてみましょう。

 

[曲名] 墓場にて/ Wishing you were somehow here again
[演目] オペラ座の怪人/The Phantom of the Opera

 

[演目について]
フランスの怪奇作家ガストン・ルルーの原作をもとに、オペラ座の地下深くに棲む“ファントム”と歌姫“クリスティーヌ”の悲恋を美しく鮮烈に描いた、アンドリュー・ロイド=ウエバー渾身の作品。

 


[曲について]
2幕中盤、クリスティーヌが、父のお墓の前で自身の悩みや不安を切々と語るシーンで歌われます。
父への思い、父から遣わされた音楽の天使と信じていたファントムへの思い、歌姫としての自身の成長への欲、自分の可能性は自分で切り開く決意など、クリスティーヌの揺れ動く心情が美しいメロディーにのせ表現されています。

 


[歌唱のポイント・アプローチ]
お墓の前で亡き父に語りかけるように静かに歌い始め、転調後からは、あふれる想いをメロディーにのせて歌いましょう。
語りと歌うというパターンを繰り返し、間奏をはさみラストのハイトーンにむけて盛り上がりを作っていきますが、この部分は高音が続くので音程が低くならない様、注意が必要です。最後は再び静かに語るように歌うと良いでしょう。

 

本コラムは、初めてミュージカル曲を歌ってみたい、
という方のためのミュージカル曲解説となります。

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