『マリーアントワネット』【孤独のドレス(ミュージカル曲)を上手く歌いたい!】歌い方・歌上達 歌唱法
『マリー・アントワネット』【孤独のドレス】
【演目について】
遠藤周作の小説『王妃 マリー・アントワネット』を原作とし、「エリザベート」や「モーツァルト」でお馴染みの、ミヒャエル・クンツェ(脚本・作詞)と シルヴェスター・リーヴァイ(作曲)のゴールデンコンビによる、日本発のオリジナルミュージカル作品。2006年に初演、2018年からは、新たな楽曲が追加されるなどした「新演出版」として上演されている。
王妃マリー・アントワネットと、庶民の娘マルグリット・アルノー、同じ“MA”の名を持つ2人の運命がフランス革命の嵐の中で交錯する物語をベースに描かれる。
【曲目について】
「新演出版」となり新たに加わった、マリーのソロ曲。
1幕の中盤。許されない関係ながらも愛し合っていた、スウェーデン貴族・フェルセン伯爵とマリー。アメリカ独立戦争に従軍し革命が起こる様をこの目で見てきたフェルセンは、愛するマリーに革命の危機が迫っていると忠告するが、夢の世界に暮らし、現実を見ようとしないマリー・アントワネットにその声は届かない。
結局言い争いになってしまい、フェルセンは立ち去ってしまう。
自分が王妃であるばかりに、フェルセンのあとを追うこともできず、孤独という名のドレスを纏って立ちすくむしかない、という運命に嘆き悲しむマリーの心情を歌ったナンバー。
【歌唱のポイント・アプローチ】
セリフを話すように歌うことと、旋律に乗せて歌い上げることが、上手く融合されている楽曲なので、まずは旋律の流れや、楽曲の流れに忠実に歌うことで、表現しやすくなるでしょう。
最後の「♪孤独という名の~」の所が楽曲の頂点になるように、嘆く感情を表現する前半では、息が漏れすぎないよう注意しながら、歌詞を語る意識を多めにもちましょう。
徐々に音程も高くなっていくので、ブレスと共に身体の支えが浮いていかないよう、一つ一つのブレスを大事にしていきましょう。
本コラムは、初めてミュージカル曲を歌ってみたい
という方のためのミュージカル曲解説となります。
【モア在籍 特典(オリジナル楽譜の提供)】
日本語譜面が存在しない、『マリーアントワネット』【孤独のドレス】
モア東京ボーカル教室 在籍特典として、オリジナル譜面を提供しています。モア所属の作曲家が、数ある音源より、譜面を制作しています。ぜひ、ご活用ください。(著作権の関係により販売を行いません)
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