ミュージカルコラム

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【ミュージカル曲コラム】『スクルージ〜クリスマス・キャロル〜』/Scrooge~「どうもありがとう/Thank You Very Much」歌い方・歌 上達法

[曲名] どうもありがとう/Thank You Very Much
[演⽬] 『スクルージ〜クリスマス・キャロル〜』/Scrooge


[演⽬について]
イギリスの⽂豪チャールズ・ディケンズの⼩説『クリスマス・キャロル』を原作にしたミュージカル映画が基となり、映画同様レスリー・ブリカッスが脚本・作詞、作曲を⼿掛け、1992年に初演されたミュージカル作品。
誰もが祝うクリスマスにすら⼼を閉ざし、⼈を寄せ付けず、⾃分の利益だけを追求する嫌われ者の⾼利貸しスクルージ。クリスマス・イブの夜に、亡くなったかつての親友・マーレイの亡霊とクリスマスの精霊と⼀緒に過去・現在・未来の⾃分に出会うことで、⾃分が失ってきた⼤切な想いに気づき、改⼼し、⼰の罪を贖い、⼈⽣に希望を⾒出す。19 世紀のロンドンで、年齢や⾝分は関係なく誰もが⼼を躍らせて、年に⼀度のクリスマスを祝う中で展開する、愛すべき⼈々の物語。


[曲について]
第3の(未来の)クリスマスの精霊がスクルージに⾒せる、カムデン・タウン中の⼈々が通りに出てお祝いをしている未来のシーン。この⼤掛かりなミュージカル・シーンで歌われる映画の中で最も有名が『Thank You Very Much』。強欲な⾦貸しが死に、借⾦がチャラになったので町中の皆が喜んで「どうもありがとう。⼈⽣こんな素晴らしいことはない」と歌う楽しいナンバー。このシーンでは、スクルージは勘違いをし、つられて楽しそうに歌い踊るところが物悲しいが、改⼼後にもう⼀度、今度は本当に⼼をこめて歌われる曲。


[歌唱のポイント・アプローチ]
⼀度⽿にしたら覚えてしまうキャッチーなメロディーの曲で、軽快なリズムに乗せて「Thank you very much」が繰り返されます。同じフレーズが繰り返されることにより、リズムが重くなりピッチが悪くならないように注意しましょう。


 

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