音楽&歌に役立つコラム

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ボーカルスクールに通っているボイトレ中級者の方へ

―「違和感」に気づいたあなたは、もう一段階上へ行ける

音程もリズムも大きく崩れない。
基礎練習も一通りこなしてきた。
それなりに歌えるようになったはずなのに――

 

「何かが噛み合わない」
「成長が止まった気がする」
「練習しているのに、変化が見えにくい」

 

同じ教室に在籍されている他の講師へ変更したけど、なんだか・・・・もしそんな違和感を感じているなら、それは決してマイナスではありません。むしろ、次のレベルに進む準備が整ったサインです。


中級者が陥りやすい落とし穴

 

多くの中級者が、知らず知らずのうちに以下の状態に入ります。

  • 「できている前提」で練習が進む
  • 同じ発声・同じアプローチを繰り返している
  • 課題は指摘されるが、なぜ起きているかは曖昧
  • 正解が見えず、自己修正が難しくなる
  • はじめた当時の「OKレベル」で進んでしまっている

これは努力不足ではなく、情報と視点が固定されていることが原因である場合が多いのです。


スクールが違えば、アプローチも違う

 

ボイストレーニングには、実は「いろんな到達ルート」があります。

  • 感覚重視の指導
  • フィジカル(身体)重視の指導
  • ジャンル特化型の指導
  • 再現性を重視する指導

どれも間違いではありませんが、今の自分の課題に合っていない方法を続けていると、成長は緩やかになります。

 

「今のやり方、本当に合っているのかな?」そう感じ始めたときが、視野を広げるタイミングです。


「上手く歌う」から「表現豊かに歌う」へ

 

中級者にとって次に必要なのは、偶然うまくいく歌ではなく、意図して再現できる歌

  • なぜその音色になるのか
  • なぜその強さで出しているのか
  • どうすれば毎回同じ結果を出せるのか

これらを説明できるようになると、歌は一気に安定し、表現の自由度も上がります。


表現が伸びない理由は「技術不足」だけではない

 

「もっと感情を込めよう」と言われ続けていませんか?

 

実は中級者ほど、感情を優先することでフォームが崩れ、結果的に表現が浅くなることがあります。

 

伝わる歌は、

  • フレーズ設計
  • 音色選択
  • ブレスの位置
  • 音の長さ、休符の取り方
  • 子音と母音のバランス

といった技術的な裏付けの上に成り立っています。感情は、整った土台があってこそ自然に乗るものです。


他の視点を入れることは「悪いこと」ではない

 

今通っているスクールや先生を否定する必要はありません。ただ、違う視点を一度入れてみることで、

  • 自分の癖がはっきり見える
  • 今まで曖昧だった課題が言語化される
  • 練習の優先順位が整理される
  • いま習っている先生の良さを感じられる

という変化が起きることは少なくありません。

 

スポーツや語学と同じように、歌もまた「視点が変わると伸びる分野」です。


 

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