曲をまるごと聴き分ける|編成とアレンジで変わる音の重なり|モア東京ボーカル教室
🎯 この記事のポイント
「音源を聞き分ける講座」全5回の最終回。これまで学んだ各楽器の役割を総動員して、実際の楽曲を”まるごと”聴き分ける応用練習をします。編成の違いで音の聴こえ方がどう変わるかを体験しましょう。
🎼 音源を聞き分ける講座(全5回)
▶ 第5回:応用編 ― 曲をまるごと聴き分ける(この記事)
ここまででドラム、ベース、ギター、鍵盤と、それぞれの役割を学んできました。最後は「応用編」として、実際の楽曲を使いながら全体を聴き分ける練習をしてみましょう。
曲を聴き分けよう ― 実践編
今回の講座では、具体的な楽曲を題材にして「音を聴き分ける」練習をしていきます。取り上げるのは、発表会でもよく選ばれる人気曲 レミオロメン『3月9日』 と、現代の代表的ヒット曲 バウンディ『怪獣の花唄』。同じ”バンドサウンド”でも、編成やアレンジの違いで聴こえ方が大きく変わります。
『3月9日』 ― シンプルだからこそ役割が見える
この曲は、ドラム・ベース・ギターというシンプルな編成が中心です。
- ドラム:キック(ドン)とスネア(パン)がリズムの骨格を作り、聴く人の体を自然に揺らします。
- ベース:ドラムと連動しながら、低音で曲を安定させています。ベースが入ると音楽全体が落ち着き、安心感を与えます。
- ギター:和音やアルペジオで彩りを添え、曲の雰囲気を豊かにします。
ピアノ伴奏に慣れている人は、「あれ、音がスカスカ?」と感じるかもしれません。でも実際には、ドラムとベースが基礎、ギターが彩りという役割に分かれているだけなのです。
🎧 練習のポイント
- まずはドラムとベースだけを追いかけて聴いてみましょう。
- そのうえで、ギターの和音やアルペジオに耳を移します。
- 最後に全体を聴くと、「曲の骨組みと彩り」が見えてきます。
『怪獣の花唄』 ― 音のレイヤーを楽しむ
一方、『怪獣の花唄』は、音の層(レイヤー)がとても厚いのが特徴です。
- イントロからシンセサイザーが入り、曲全体を包み込むように響きます。
- サビに向かってギターやドラムが加わり、音の数が一気に増えていきます。
- オルガンやシンセの”背景の音”がふわっと重なり、曲に迫力と奥行きを与えます。
このように「どのタイミングで音が重なっているか」に耳を澄ませると、アレンジの工夫が見えてきます。
🎧 練習のポイント
- まずはドラムとベースのリズムだけを聴きます。
- 次に、シンセやオルガンの”背景の音”を探してみましょう。
- 最後に全体を聴き直すと、音が立体的に重なっていることが実感できます。
2曲の聴き比べまとめ
- 『3月9日』は、シンプルな編成の中で役割を理解するのに最適。
- 『怪獣の花唄』は、音のレイヤーを聴き分ける耳を育てるのにぴったり。
ふだん何気なく聴いている音楽も、少し意識するだけで「ドラムとベースが支えている」「シンセが雰囲気を作っている」といった発見につながります。次に聴くときは、ぜひ楽器ごとに耳を動かしてみましょう。
ライブステージでの再発見
実際に発表会やライブで歌うと、練習のときには気づかなかった音が急に聴こえてくることがあります。「ここでシンセが重なってるから歌いやすいんだ」「このベースラインがあるから安心して歌えるんだ」――そうした気づきは、ステージ経験と耳の訓練が重なることで生まれます。
まとめ:音楽は「全員で作るもの」
ドラムがリズムを刻み、ベースが支え、ギターや鍵盤が彩りを添える。歌はその上に乗って初めて輝きます。この応用編を通して、「ひとつの曲を分解しながら聴く」体験を積み重ねてみてください。きっと普段聴いている音楽が、今までより立体的に、そして豊かに感じられるはずです。全5回の講座にお付き合いいただき、ありがとうございました。
🎼 シリーズの記事・あわせて読みたい
「音の中で輝く歌」を、プロと一緒に。
モア東京ボーカル教室では、現役プロの講師陣が、バンドサウンドの中で映える歌い方を実践的に指導します。耳を鍛え、音の重なりの中で気持ちよく歌う体験を、まずは500円の体験レッスンで味わってみませんか。
おすすめのレッスン
🎤 ベーシックレッスン
発声・音程の基礎から、一人ひとりに合わせたマンツーマン指導
🎸 バンドボーカルレッスン
バンドサウンドの中で映える歌い方を実践的に学べる
💻 オンラインレッスン
全国どこからでも受講可能






