ミュージカルコラム

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【ミュージカル曲コラム】『ノーティー/Naughty』マチルダ/Matilda the Musical 歌い方・歌 上達法

【曲名】ノーティー/Naughty

【演⽬】マチルダ/Matilda the Musical


【演⽬について】

ミュージカル「マチルダ」は、「チャーリーとチョコレート⼯場」でも有名な英国の国⺠作家ロアルド・ダール著の「マチルダは⼩さな⼤天才」を原作に、2010年に英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが製作した作品です。デニス・ケリーが脚本、ティム・ミンチンが作詞作曲を担当し、卓越した天才的頭脳と超能⼒に⽬覚めた少⼥マチルダが、⾃分の⼿で⾃分の運命を切り開くため、⼤⼈たちに⽴ち向かう事を決意し、家族や学校による障壁を克服。また担任教師が⼈⽣を取り戻すことを⼿伝う物語です。2013年にはブロードウェイに進出し、英演劇賞のローレンス・オリヴィエ賞において、ミュージカルとしては過去最多の7部⾨受賞し、また⽶演劇賞トニー賞では5部⾨を受賞しました。

⼝ずさみたくなる⾳楽、ポップで印象的な美術、普遍的ながらもするどい脚本、そして彩り豊かなキャラクター達は世界中で愛されています。


【曲について】

マチルダは⽂学と数学に素晴らしい才能を持つ天才少⼥。

しかし、⽗親はポンコツ⾞を⾼級⾞と騙して売るインチキディーラー、⺟親はカジノのビンゴに⼊り浸り。⼆⼈は冷凍⾷品を⾷べながらテレビを⾒るのが⼤好きで、マチルダを⾺⿅者扱いし怒鳴りちらします。そんな環境でも、5 歳のマチルダは泣き寝⼊りをせず、イタズラで仕返しします。マチルダのこころのモヤモヤをあらわし、それを⾃分で何とか変えようと奮起する、⾃分のために⾏動できるのは⾃分だけだから、Naughty(=ヤンチャでわんぱく)だと思われようが⾏動を取らないと何も変わらない!と⼒強く歌う1幕序盤のナンバーです。


【歌唱のポイント・アプローチ】

歌いやすい⾳域の曲ですが、アウフタクトやシンコペーション、三連符など、リズムは⼤変難しいです。

先ずは、楽譜があれば丁寧にリズムと⾳を取り、また楽譜がない場合はオリジナル⾳源を何回も聞き、正しいリズムと⾳程を⽿でキャッチして歌いましょう。劇中では2番⽬に出てくる曲で、「マチルダってこういう⼥の⼦です!」と伝える役割を持つ曲です。歌詞の内容をよく理解して歌うことが⼤切です。その際、歌詞カードを作ると効果的です。


 

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