ミュージカルコラム

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「理想の相棒―フレンド ライク ミー」劇団四季『アラジン』(ミュージカル曲)を上手く歌いたい!】歌い方

【演目について】
『アラジン』は、1992 年のアニメ映画『アラジン』を基にしたアラン・メンケン作曲、ハワード・アッシュマン、ティム・ライス、チャド・ベグリン作詞によるミュージカル。2014年 3 月にブロードウェイ公演が開幕。同年 6 月のトニー賞では、作品賞含む 5 部門にノミネート。うち、最優秀助演男優賞を獲得。日本では 2015 年から劇団四季により上演されている。
砂漠の街アグラバーを舞台に、市場で盗みを繰り返す貧しい青年アラジンが、手に入れた魔法のランプから現れた魔人ジーニーや、3 人の仲間の力を借りて、王女ジャスミンの心を射止めるべく、壮大な冒険を繰り広げる。


【曲目について】
アニメ版でも有名なジーニーの代表曲。1 幕中盤。邪悪な大臣ジャファーは、3 つの願いが叶うという魔法のランプを手に入れ、アグラバーの乗っ取りをたくらんでいた。そのランプは、”ダイヤの原石”と見込まれた者しか入ることができない”魔法の洞窟”にある。そのダイヤの原石こそがアラジンと知ったジャファーは、アラジンをそそのかし魔法の洞窟に向かわせた。無事に魔法のランプを手に入れたアラジンだったが、洞窟には宝物がいっぱいで、驚いたアラジンはランプ以外に金貨をいくつか持って帰ろうとする。怒った洞窟は自ら閉鎖しアラジンを閉じ込める。闇の中ランプをこすると、ランプから出てきた魔人ジーニーは、ジャファーではなく、アラジンを主人と呼び、魔法のランプの使い方を解説する。
このジーニーが歌う「理想の相棒―フレンド ライク ミー」は、ジャズ、ラップ、ラテン、バラード、タップなど、あらゆるジャンルの音楽とダンスがマジックなどの仕掛けとともに次々と繰り出されるビッグナンバー。アニメ版にはない「美女と野獣」「リトルマーメイド」など過去作品のオマージュが散りばめられている。


【歌唱のポイント・ワンポイントアドバイス】
リズムやメロディを正確につかむだけでもなかなか大変ですが、アラジンに陽気に語り掛けることを忘れないようにしましょう。そのためにまずは、セリフ(詞)のみ音読をしてから、その後音程をつけずにリズムだけで語ってみて、最後に音程をつけていくと効果的でしょう。
最終的には声色も様々に変えながら楽しさを伝えたいところですが、セリフ(詞)を語っていく際に顎や舌の柔らかさを常に心掛けて練習してみてください。


本コラムは、初めてミュージカル曲を歌ってみたい
という方のためのミュージカル曲解説となります。


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