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【信じてみなよ(Consider Yourself)(ミュージカル曲)を上手く歌いたい!】オリバー!/Oliver! 歌い方・歌唱法・ミュージカル曲解説

【曲名】信じてみなよ(Consider Yourself)
【演目】Oliver!/オリバー!


【演目について】
『オリバー!』は、チャールズ・ディケンズの小説『オリバー・ツイスト』を原作に、ライオネル・バートが脚本、作詞、作曲を手がけたイギリスのミュージカル。

1960 年に初演、演劇界でもっとも権威あるトニー賞とオリヴィエ賞を受賞。1968 年には映画化され、アカデミー賞 6 冠を獲得。

 

1977 年からは、後に『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』や『メリー・ポピンズ』などを送り出すことになる名プロデューサー、キャメロン・マッキントッシュの率いるクリエイティブチームが手掛けるようになり、再演が繰り返される。

 

物語の舞台はヴィクトリア朝イングランド。

母親を知らずに孤児院で暮らす少年オリバー・ツイストが施設を追放され、葬儀屋に奉公に出されるが、いじめを理由に逃げ出してロンドンに辿り着き、子供だけのスリ集団を束ねる元締めの老人・フェイギンをはじめ、様々な人と出会い、数奇な運命をたどる物語。


【曲目について】
「信じてみなよ(Consider Yourself)」は「オリバーのマーチ」としても親しまれている本作の代表曲の一つ。第1幕5場、葬儀屋からロンドンに逃げてきたオリバーは、スリの少年ドジャーと出会う。ドジャーはオリバーに親切にし、みんな仲間でみんな家族だと「信じてみなよ」と歌う。

友人を元気づけるナンバー。
最初はソロで歌い始めるが、スリ一味の仲間が加わり、元気に歌い踊って行進するうちに活気に満ちた市場にたどりつき、街の大人たちを交えた大合唱に発展していく。


【歌唱のポイント】
軽快に、かつパワフルに歌いたいですが、そのために半音や跳躍音、転調、高音が続くなど、テクニック的に難しい部分をクリアしていく必要があります。先ずは丁寧に音程を取りましょう。伴奏の音をよく聴き、和音の響きを理解することで、より正しく音程を取ることができるでしょう。

また、音を伸ばす部分と休符を正しく意識して、ブレスを正確にとりメリハリをつけることで、躍動感を表現できます。
歌唱の際は、1小節を大きく2つに感じ、マーチのリズムに乗って、励ますように、歯切れよく歌いましょう


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