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【「Practically Perfect」(ミュージカル曲)を上手く歌いたい!】メリー・ポピンズ 歌い方・歌唱法・ミュージカル曲解説

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【曲名】Practically Perfect
【演目】メリー・ポピンズ


【演目について】
原作は、パメラ・トラバースの小説であり、1964年にウォルト・ディズニー自らの手によって映画版が製作され、アカデミー賞5部門を受賞した。本作はそれの舞台版であるが、内容は小説と映画版の様々な要素を融合させている。

楽曲は主に映画版の作詞・作曲を担当したロバート・シャーマン兄弟のものを軸に、ジョージ・スタイルズとアンソニー・ドリューによる楽曲も追加されている。脚本は、ジュリアン・フェロウズが担当。

「レミゼラブル」、「ミス・サイゴン」などの大ヒットミュージカルを世に打ち出してきた名プロデューサー、キャメロン・マッキントッシュにより2004年にイギリスで初演された。日本では、2018年に東急シアター・オーブにて初演。東宝、梅芸、ホリプロ、TBSが共同主催し、動員数は約17万人にまで上り、国内最大級の作品となった。

2022年春に同劇場にて、再演予定。


【曲について】
ロンドンに屋敷を構えるバンクス家には、2人のやんちゃな子供、姉・ジェーンと弟・マイケルがいる。
姉弟の関係はあまり良くなく、喧嘩ばかりするので乳母であるケイティ・ナナは痺れを切らして、家を出て行ってしまう。ジェーンとマイケルは自分達にとっての「理想の乳母」とは何かを考え、広告を作るが、幼少期に厳しい乳母に育てられ、規律と秩序を重んじる銀行員の父親ジョージは「理想の乳母」に子供達と違う意見を持つことから、ジョージは広告を破り、暖炉に投げ込んでしまう。家族全員で「完璧な乳母」とは何かを考えている際、すぐに破り、暖炉に投げ込広告を持ったメリー・ポピンズが現れ、「Practically Perfect」を歌うのだった。

メリーの美しいソプラノボイスが響く、明るくてハッピーなナンバー。


【歌唱のポイント・アプローチ】
この曲は、ヘッドボイス(頭部に響かせる高音のこと)が必要な箇所がたくさんあります。口の中の体積を保ちつつ、喉をリラックスさせて歌うと良いでしょう。口の中が狭いままだと、音が跳躍する部分で上手く声が響かなかったり、潰れたような声になってしまいがちなので要注意です。
また、付点のリズムや三連符のリズムがところどころ出てくるので、まずはどこにそのリズムパターンがあるのか、しっかり聞いて確認してから練習しましょう。

 

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