This Place Is Mineの歌い方・意味|ファントム カルロッタ|モア東京ボーカル教室
This Place Is Mine(この場所は私のもの)|ミュージカル『Phantom(ファントム)』
ミュージカル『Phantom(ファントム)』でカルロッタが歌う「This Place Is Mine(この場所は私のもの)」は、彼女の支配欲・虚栄心・自己中心性を一気に観客へ示す強烈な登場ナンバーです。このページでは、曲の背景と、カルロッタという人物を魅力的に演じるための歌い方のポイントを、プロのミュージカル俳優が解説します。
🎭 このページでわかること
▶ ミュージカル『ファントム』(イェストン版)の作品背景
▶ 「This Place Is Mine」が示すカルロッタの人物像と対立構造
▶ 支配欲と虚栄心を表現する歌い方の具体的なポイント
▶ モアのオリジナル日本語楽譜について
ミュージカル『Phantom(ファントム)』とは
ミュージカル『Phantom』は、モーリー・イェストン作曲・作詞、アーサー・コピット脚本による作品で、ガストン・ルルーの小説『オペラ座の怪人』をもとにしています。アンドリュー・ロイド=ウェバー版とは別作品であり、こちらは怪奇性や三角関係よりも、エリックという人物の孤独、人間性、音楽への渇望に焦点を当てている点が大きな特徴です。
物語の舞台はパリ・オペラ座。地下に隠れて生きるエリックは、醜い顔のために人前に出ることができず、美しい音楽だけを心の支えにしています。そこへ、街で歌っていたクリスティーヌが現れます。彼女の声にエリックは強く惹かれ、歌を教えながら、初めて誰かと心を通わせていきます。一方、オペラ座には新しい支配人ショレと、その妻カルロッタがやって来ます。カルロッタは芸術を愛する人物ではなく、オペラ座を自分の名声と権力の場として扱います。その性格を象徴するのが「This Place Is Mine」です。
🎤 作品の中心テーマ「本当の美しさとは何か」
▶ 外見のために隠されてきたエリックの内側には、繊細な音楽性と深い愛情がある
▶ 華やかに見えるカルロッタは、虚栄心と支配欲に満ちている
▶ 作品は外側の美しさと内側の美しさを対比しながら進んでいく
音楽はオペレッタ的で旋律美が強く、派手な恐怖よりも人物の心情を丁寧に描くことに重きが置かれています。音楽によって人が救われ、居場所を見つけていく物語として見ると、この作品の魅力がより深く伝わります。
「This Place Is Mine」はどんな曲?
「This Place Is Mine」は、カルロッタと夫のアラン・ショレがオペラ座の新しい支配者として現れ、彼女が「この場所は私のもの」と高らかに宣言する場面で歌われます。カルロッタにとってオペラ座は、音楽を愛し芸術を守るための場所ではありません。自分の名声を誇示し、女王のように振る舞うための舞台です。
そのため「This Place Is Mine」というタイトルは、単に「この場所は私のもの」という意味にとどまらず、舞台も、役も、人も、音楽さえも自分の支配下に置きたいという彼女の価値観を表しています。
🎤 この曲が示す作品の対立構造
▶ エリックにとってオペラ座は、外の世界から隠れて生きる唯一の居場所であり、音楽によって自分の存在を保つ場所
▶ カルロッタにとってオペラ座は、自分の権力を示すための所有物
▶ この曲は「音楽を愛する者」と「音楽を利用する者」の対立をはっきり浮かび上がらせる
「This Place Is Mine」の歌い方・ポイント
この曲を歌うときに大切なのは、カルロッタをただ大声で派手に歌うのではなく、「自分は一流のディーヴァだ」と本気で信じている人物として歌うことです。彼女の自信は本物の芸術性から来ているというより、虚勢や権力欲に支えられています。そのため、堂々とした華やかさの中に、どこか滑稽さと威圧感が見えることが重要です。
🎤 歌唱の4つのポイント
▶ 声量で押し切らない:ただ大きな声で歌うと人物像が単調に。音量よりも、言葉の強さ・語尾の処理・間の取り方で「支配する感覚」を出す。特に “mine” のような所有を示す言葉は、相手に言い切るように歌う。
▶ 上品さだけを目指さない:カルロッタは優雅に歌っているつもりでも、観客にはその自己演出の大げささが伝わる必要がある。フレーズの入りを少し誇張し、決め言葉を見せびらかすように扱うと虚栄心が表れる。ただし「本人は本気で美しいと思っている」前提を忘れない。
▶ 子音と語尾をはっきり立てる:これは感情を内側に流す曲ではなく、周囲に向かって宣言する曲。命令口調や誇示する言葉は、音楽に乗せながらも台詞のように相手へ届ける。
▶ 最初から最後まで同じ強さで歌わない:冒頭は「ついに手に入れた」勝ち誇った喜びから始まり、次第に「誰にも渡さない」「私に従いなさい」という支配欲へ膨らませていく。
華やかさ、滑稽さ、怖さのバランスを取りながら歌うことで、「This Place Is Mine」は単なる悪役ソングではなく、カルロッタの魅力と危うさを示すナンバーになります。こうした役柄の作り込みは、独学では難しい部分でもあります。モアのミュージカルレッスンでは、元劇団四季・東宝出演の講師が、曲の背景理解から「役として歌う」表現まで丁寧にサポートします。
オリジナル日本語楽譜をご用意しています
📜 日本語譜面が存在しない「This Place Is Mine」
モア東京ボーカル教室 在籍特典として、オリジナル日本語楽譜「この場所は私のもの」をご提供しています。モア所属の作曲家が、数ある音源より譜面を制作。市販されていない楽譜を使って、効率的に学ぶことができます。
※ 著作権の関係により販売は行いません。レッスン内でのみご提供しています。
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この曲を歌ってみたい方へ|モア東京ボーカル教室
モア東京ボーカル教室は、プロのミュージカル俳優が指導する、ミュージカルに強いボーカルスクールです。「This Place Is Mine」のような一癖ある役柄ソングも、人物像の理解から発声・表現まで、マンツーマンで丁寧に指導します。浦安・津田沼・葛西・錦糸町の4校とオンラインで、東京・千葉エリアから通えます。










