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【ミュージカル】She Used to Be Mineの歌い方・楽譜|ウェイトレス|モア東京ボーカル教室

「She Used to Be Mine」を歌っても、なぜか上手く聞こえない・・・

曲の背景や役の感情を理解し、きちんとメリハリを持って、歌唱していますか? 以下、歌唱ポイントを参考に練習してみましょう!

 

曲名:She Used to Be Mine
演目:ウェイトレス / Waitress
作曲:サラ・バレリス
難易度:A

🎭 このページでわかること

ミュージカル『ウェイトレス』の名曲「She Used to Be Mine」の歌い方を、元劇団四季・東宝出演のプロ俳優が解説します。ジェナが過去の自分への想いと、本来の自分を取り戻そうとする決意を歌い上げる独白型バラードで、独白型バラード・語りの呼吸に近いリズム・ポップスよりの響き・ベルティング・ミックスボイスのテクニックを、モア東京ボーカル教室オリジナル日本語楽譜とともにお伝えします。


演目『ウェイトレス』について

 

2007年公開の映画『ウェイトレス』を原作に、シンガーソングライターのサラ・バレリスが作詞・作曲を手がけたミュージカルです。2015年にアメリカ・ケンブリッジで世界初演、2016年にブロードウェイで開幕しました。日本では東宝により上演されています。

不幸な結婚生活の中でも、パイ作りという才能と情熱を持ち続けるウェイトレスのジェナが、新しい命と出会いを通じて自分自身の人生を取り戻していく物語です。サラ・バレリスの楽曲はポップスの要素が色濃く、従来のミュージカルとは一線を画す現代的な音楽性が特徴的な作品です。


『She Used to Be Mine』はどんな曲?

 

二幕で歌われるジェナのソロナンバーです。夢も希望も失いかけた自分が、かつての輝いていた自分とはまったく違う存在になってしまったことへの後悔と悲しみ、そして「本来の自分を取り戻したい」という切実な願いを歌い上げます。過去の自分を「She(彼女)」と三人称で語るという独特の視点が、ジェナの自己疎外感と再生への渇望を際立たせる、このミュージカルを象徴する名曲です。


『She Used to Be Mine』歌唱のポイントとテクニック

 

この曲は従来のミュージカルナンバーとは異なり、ポップス・シンガーソングライター的な歌い方が求められます。声を「作る」のではなく、言葉を「語る」感覚で歌うことが、この曲の表現の核心です。

🎤 歌唱のキーポイント4つ

語りの呼吸に近いリズムで歌う:この曲はメロディーが会話の抑揚に近い構造を持っています。リズムを「数える」のではなく、言葉を自然に語りかけるような呼吸でフレーズを運びましょう。台詞を読むように歌詞を読み込んでから歌うと、言葉が音楽に自然に乗ります。

ポップスよりの響きで声を作りすぎない:クラシカルなミュージカル発声ではなく、ポップス・シンガーソングライター的な自然な声の響きが求められます。声を前に張り出しすぎず、話すことの延長線上にある、等身大の響きを意識しましょう。

ミックスボイスで中音域を丁寧につなぐ:この曲は中音域から高音域の行き来が多く、ミックスボイスを使ってなめらかにつなぐことが重要です。声が途切れたり、音域の境目で声質が変わったりしないよう、移行ポイントを丁寧に練習しましょう。

クライマックスはベルティングで感情を爆発させる:曲の後半、感情が頂点に達するクライマックスではベルティングで力強く歌い上げます。ただし喉を締めて張り上げるのではなく、身体全体を使って声を前に押し出し、感情の爆発を表現しましょう。クライマックスの前に声を使いすぎないよう、ダイナミクスの管理も重要です。

この曲はジェナという役への深い共感が表現の土台になります。「かつての自分」を三人称で語るという特殊な視点を理解し、後悔・悲しみ・怒り・そして再生への決意が入り交じった複雑な感情を、言葉を通じて丁寧に届けることが大切です。難易度Aのこの曲は、技術と感情の両方が高いレベルで求められますが、歌い込むほど自分自身の経験と重なり、深みが増していく楽曲です。


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タグ

#ウェイトレス #SheUsedToBeMine #ベルティング #ミックスボイス #ミュージカル歌い方 #サラ・バレリス

この記事を書いた人

モアミュージカル講師陣~MOAが誇るミュージカル俳優たちがタッグを組み、ミュージカル曲解説を制作~

講師

モアミュージカル講師陣~MOAが誇るミュージカル俳優たちがタッグを組み、ミュージカル曲解説を制作~

【経歴】
元劇団四季やミュージカル俳優などミュージカルに精通したメンバーで構成。共通していることは、全員「レ・ミゼラブル」出演経験があること。
これまでの舞台経験を活かし、商業ミュージカルを含めた歌唱指導を行っている。
【出演経験】
「レ・ミゼラブル」「Miss Saigon」「デスノート」「ピーターパン」「Into The Woods」「太平洋序曲」「ライオンキング」他多数

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