ボーカル講師 対談インタビュー:工藤亜紀トレーナー

 音楽をはじめたきっかけ

「音楽のある生活から大学へ」

私は、両親ともに音楽好きの家庭で育ちました。父がバンド活動をしていたこともあって、家の中にはいろいろな楽器が転がっていましたね。「これを叩いたらどんな音が出るんだろう?」「どうしたら違う音が出るかな?」とオモチャ代わりにして遊んでいた記憶があります(笑)。幼稚園の頃からピアノを習い始めて、中学時代はブラスバンド部でフルートを演奏していました。転機になったのは、音大の受験を控えた高校3年生の10月のこと。ピアノの練習の息抜きにと先生の前で歌声を披露すると、「すぐにピアノをやめて、歌にしなさい!」と言われて(苦笑)。急きょ志望大学を変更して、声楽科に合格したんです。

「ちょっぴり浮いた?大学時代」

大学に入学すると、1年生の頃から他大学のサークルとバンドを結成。ソウルやジャズなどを歌ううちに、だんだんクラシックへの興味を失って行き…学校の実技試験でガーシュウィンの『サマータイム』を歌ったりして、まわりから浮いた存在だったような気がします(苦笑)。4年生になると、スタジオミュージシャンの仕事をスタート。私のなかで、プロミュージシャンの道に進むことが明確になりました。とは言っても、コーラスをしたりアニメソングを歌う仕事だけでは、なかなか食べて行かれなかったんですよね。そんな時、ご縁があって「専門学校の講師に」と声をかけていただいて、歳の変わらない生徒さんたちを指導することになったんです。大学時代に教職免許を取っておいて本当に良かったな、と思いましたね(笑)。音楽を人に教えるという仕事には、もう随分長く携わっているわけです。

「三足のわらじ生活からメジャーデビュー!」

スタジオミュージシャンと専門学校の講師。2つの仕事に加えて、アイドルに歌唱指導をしたり、歌を録音する「ヴォーカルディレクター」の仕事を始めることになりました。そして、とあるバーで歌っているときにプロデューサーの方の目にとまり、26歳でメジャーデビューを果たすことになったんです。その頃の私がやっていた音楽は、とても前衛的なもの。今でこそ「アンビエント・テクノ」といったカテゴリーに入ると思うのですが、当時の音楽雑誌には「?」と掲載されてしまったほど(苦笑)。レコーディングをして、ラジオで宣伝をして。アルバム1枚とマキシシングルを4枚ほどリリースしたと記憶しています。メジャーから退いた今でもミュージシャン同士のつながりは残っていて、X JAPANのPATAさんが率いるバンドでタイトル曲を歌わせていただいたり。『高円寺百景』という超絶プログレバンドでヨーロッパ5ヵ国を回ったり。つい数年前までは自由気ままに、そんなことをして過ごしていましたね(笑)。

ボーカル講師(ボイストレーナー)をはじめたきっかけ

音楽活動を休止して「何か仕事を探そう」と思ったとき、改めて自分には音楽しかできないことに気づきました。インターネットで音楽関係の仕事を検索していると、トップページにヒットしたのが、モア東京ボーカル教室。サイトの雰囲気から感じが良さそうな印象を受けて、こちらで働きたいと思ったんです。

講師(ボイストレーナー)業を行う上で重要視しているところ

「教える」ということは、人と人とのつながり。とくに技術だけでは成り立たないのが音楽ではないでしょうか。ですから、1レッスンの限られた時間のなかで、出来る限り生徒さんとの信頼関係を築きたいと思っています。何より大切なのは、生徒さん自身が「どうなりたいか?」。手が届く目標を設定しサポートすることで、それをクリアできたときの喜びや楽しみを感じていただきたいですねと思います。

ボーカル講師(ボイストレーナー)を行っていて良かったと感じる瞬間は?

生徒さんが何かを達成された、その喜びが私の喜びです。歌に対して苦手意識を持たれていた方が、毎週のようにカラオケに通われたり、お友達から褒められたり。自分自身の変化を実感して前向きな姿勢になって行く生徒さんの姿は、私の励みになっています。

ボーカル教室の生徒さんに伝えたいメッセージ

古代ギリシャのアテネでは、体育と音楽が教育の2大柱だったとか。体育で忍耐を学び、音楽から調和を学んだのです。時代が変わり学校ではいろいろな教科を教えるようになり、音楽は必要ないものと考えられるかも知れません。それでもやはり人々が音楽を欲するのは、音楽のパワーであり、音楽を通して喜びを感じられるからだと思うんです。生徒さんにはぜひ、人生とともに歌うことを楽しんでいただきたいですね。

モア東京ボーカル教室のよいところは

入り口が広く、敷居が低いのがモアの特長。さまざまなジャンルに秀でた講師(ボイストレーナー)の中から、生徒さんご自身がトレーナーを選べる、自由度とレベルの高いレッスンも魅力だと思います。教室と生徒さんの距離が近くサポート体制も万全ですから、どなたでも気軽に始められて、長く続けていただけると感じています。

その中で、音楽、歌の楽しさを実感してもらえると思います!

近い将来の音楽家としての目標は…

これまでさまざまな経験を重ねてきたわけですが、振り返ってみるとその全てが今の私につながっていると感じます。今後も私らしいスタイルは変えずに、面白いこと、新しいことを探して。ご縁を大切にしながら活動して行きたいと思います。